記事の内容
夏休みに入ると学校給食がなくなり、家庭で子どもの昼ごはんを用意する日が続きます。仕事をしながら毎日の献立を考え、出勤前や仕事の合間に準備することを負担に感じるワーキングマザーも多いでしょう。
「ほかの家庭では何を作っているの?」「忙しい毎日をどう乗り切っているのだろう」と気になる人もいるかもしれません。
塾選ジャーナルでは、小中学生の子どもを持つワーキングマザー100人を対象に、夏休みの昼食づくりについて調査を実施。よく出すメニューとその理由、昼食づくりで感じている負担、各家庭が取り入れている工夫を、保護者の声とともに紹介します。
また、「前日の夕食の残り」も34%でした。昼食を一から作るのではなく、前日に用意した料理を翌日の昼に活用している家庭も少なくありません。
「前日の夕飯は残るように多めに作っています。残りがないときは、残りごはんで大抵チャーハンです。(クロネコさん / 山口県 / 小学生男子・保護者)」
「一品で炭水化物とお肉、野菜を同時に摂取しやすく、小皿をいくつも用意する手間のないワンプレートや丼ものが中心になるからです。特にカレーやチャーハンは、前日や当日の朝にまとめてマメに作り置きがしやすく、冷蔵庫に入れておけば子どもが帰宅後に自分で電子レンジで簡単に温めて安全に食べられるため、出勤前のバタバタした時間でも準備の段取りが組みやすいというメリットがあるため多用しています。(ささみさん / 東京都 / 小学生女子・保護者)」
「ご飯を大量に炊いておけば、冷蔵庫の残り野菜と卵で短時間でボリュームのある食事が作れるからです。中学生の息子でも満足できる量を作れるので、経済的にも非常に助かっています。(みなさん / 福岡県 / 中学生男子・保護者)」
チャーハンは、残りごはんや冷蔵庫の食材を活用して短時間で作れるだけでなく、一品で肉や野菜も取り入れやすいメニューです。作り置きや温め直しにも向いており、手間を抑えながら、食費とボリュームの両面にも対応できる昼ごはんとして重宝されています。
「短時間で準備できることと、子どもが比較的よく食べてくれることを重視しています。特に麺類や冷凍食品は手間がかからず、忙しい日でも用意しやすいため、自然と利用する機会が多くなっています。(ツバキさん / 小学生男子・保護者)」
「やはり簡単なこと。それでいて気軽に食べれるのでまだ幼い子供でもトラブルなく食べれて良い。半日くらいなら普通に持つものでもあるから。(あっきのさん / 岡山県 / 小学生女子・保護者)」
「準備、調理、片付けが楽。レシピ見なくても作れる。(じゅでぃさん / 小学生女子・保護者)」
チャーハンやおにぎり・麺類など、時短で手軽なメニューが選ばれる背景には、給食のない夏休みに、仕事と両立しながら毎日昼ごはんを用意しなければならない事情がうかがえます。
今回の調査では、昼食準備への負担だけでなく、毎日の献立決めや準備時間の確保、栄養バランスにも悩みが広がっていました。まずは、昼食づくりへの負担感から見ていきます。
夏休み中の子どもの昼ごはん準備について、「とても負担に感じる」と答えた人は37%、「やや負担に感じる」は51%でした。合計すると、ワーキングマザーの88%が昼ごはん準備に何らかの負担を感じている結果です。
「普段の登校日には栄養バランスの整った温かい学校給食があるため、夏休みに入った途端に平日3食すべてのメニューを考え、用意しなければならないことに強いプレッシャーを感じます。(ささみさん / 東京都 / 小学生女子・保護者)」
「平日なら普段は給食があって用意する必要がないのに、夏休みなど長期休暇になったら土日以外にも用意しないといけなくてレパートリーとかあるし色々負担に感じます。(めだかさん / 高知県 / 小学生女子・保護者)」
「毎日できる限り異なるメニューにしたり、栄養面にも配慮することが負担に感じます。(ピーマンさん / 宮城県 / 小学生女子・保護者)」
実際の声からも、毎日献立を考え続けることが負担になっている様子がうかがえます。
給食がなくなることで、調理する回数だけでなく、子どもの好みや栄養、マンネリがないように考えながら、献立を決め続ける負担が生じています。
さらに、仕事と両立するには、何を作るかだけでなく「いつ作るか」も大きな問題です。
「パートの出勤時間に遅れないよう、逆算して朝の限られた時間の中で昼食を仕上げるのが本当に大変です。レンジで温め直すだけで子どもが1人で火を使わずに食べられるメニューという制限があるため、作れる料理のバリエーションが狭まります。朝からキッチンで調理と片付けに追われ、仕事に行く前にすでに体力を消耗してしまい、帰宅後もシンクに残った昼の洗い物を見てどっと疲労感が出るのが日常茶飯事です。(ささみさん / 東京都 / 小学生女子・保護者)」
「朝はお弁当と家事、自分の出勤準備が重なるので時間に追われます。疲れて帰宅した後に翌日の昼ごはん用の下準備をする日もあり、夏休み中はずっと気が休まらない感じがあります。(さきさん / 大阪府 / 中学生女子・保護者)」
「朝の忙しい時間帯に朝食と昼食用の両方を作っておく必要があるからです。朝5時台には毎日起きないといけません。(みーちゃん / 福岡県 / 中学生女子・保護者)」
チャーハンのように、肉や卵、野菜を一品に取り入れやすいメニューが選ばれている反面、毎日限られた時間で昼ごはんを用意するなかでは、栄養バランスや野菜不足まで十分に配慮する難しさもあります。
「メニューのレパートリーが少ないし、子供が喜んで食べるものをついつい選ぶので、どうしてもマンネリ化してしまい栄養バランスが心配になる。(ももさん / 神奈川県 / 小学生女子・保護者)」
「暑い日はそうめんや麺類が続きがちで、野菜不足かなと気になる時があります。(みさこさん / 愛知県 / 小学生女子・保護者)」
「仕事が忙しくてどうしても作る気力もなく、3日続けてカレーになった時にはとても罪悪感がありました。下の子が飽きてしまい、食べずにおやつを先に食べてしまって栄養が偏ってしまったことがとても罪悪感があります。(リンママさん / 神奈川県 / 小学生男子・保護者)」
手軽さを優先せざるを得ない状況が、栄養の偏りやマンネリへの心配にもつながっていました。
このように、多くのワーキングマザーが夏休みの昼食づくりに負担を感じ、献立決めや準備時間の確保、栄養バランスに悩みながら日々対応していることが分かります。
本調査では、こうした負担を少しでも軽くするために各家庭が実践している工夫や、頑張りすぎないための考え方についても尋ねました。
また、「一品で十分」「栄養は夕食で補えばよい」と割り切り、心理的な負担を軽くしている家庭もあります。
ここからは、アンケートで寄せられた具体的な工夫や、頑張りすぎないための考え方を紹介します。
「夕食を倍量作って、その日の夜にお弁当に入れて冷蔵庫に保管する。昼は、子どもたちでチンして温めてもらう。(yomaさん / 大阪府 / 中学生女子・保護者)」
「夏休み専用の「昼食ルーティン」を固定化することをおすすめします。例えば月曜は麺類、火曜は丼などと決めてしまうと、献立に悩む時間がゼロになります。悩まないだけで、昼食準備は驚くほどラクになります。(カナさん / 神奈川県 / 中学生女子・保護者)」
「カレンダーに1週間分の昼食メニューをあらかじめマメに書き出して可視化しておくことをおすすめします。毎朝今日何にしようとゼロから考える作業が一番脳のエネルギーを消費して負担になるため、計画的にメニューを決めておくだけで朝の動きに迷いがなくなります。(ささみさん / 東京都 / 小学生女子・保護者)」
冷凍食品やレトルト、惣菜を活用することも方法の1つです。
「冷凍食品や作り置きを上手に使うとかなりラクになります。頑張りすぎず、子どもがしっかり食べてくれればOKくらいの気持ちでいると気持ちが軽くなりました。(みさこさん / 愛知県 / 小学生女子・保護者)」
「忙しくてどうしても作れない時や、メニューが思いつかない時は、冷凍食品やレトルトに頼ることにしている。(AKIRAさん / 神奈川県 / 中学生女子・保護者)」
「完璧な栄養バランスを毎日目指すのは無理だと割り切っています。夏休みは仕事も家事も増えるので、できる日は頑張り、できない日は冷凍食品に頼るなど柔軟にしています。子どもが元気に過ごせていれば十分だと考えるようにしています。(ミナさん / 福岡県 / 小学生女子・保護者)」
冷凍食品やレトルトは、忙しい日の代用品にとどまりません。子どもが自分で温められることや、献立のバリエーションを増やせることもメリットです。
「昼食は一品料理で完結すれば満点と完全に割り切っています。栄養バランスが多少偏ったり、野菜が不足したりしても、それは夜ご飯や翌日の食事でトータルで帳尻を合わせれば良いと捉えるようにしました。(ささみさん / 東京都 / 小学生女子・保護者)」
「毎日完璧に栄養バランスを考えすぎないようにしています。忙しい日は冷凍食品やレトルトを使って、夜ごはんで野菜を多めにするなど、1日単位で調整するようにしています。(さきさん / 大阪府 / 中学生女子・保護者)」
「夏休みは特別期間と割り切り、完璧を目指さないようにしています。昼食は生きるためのエネルギー補給と割り切り、栄養は夕食でカバーするという考え方にシフトしてから、少しだけ気持ちがラクになりました。(ハルナさん / 東京都 / 中学生女子・保護者)」
毎食の彩りや品数を完璧にそろえるよりも、「昼食は一品でもよい」「不足した栄養はほかの食事で補えばよい」と考えることが、長い夏休みの昼食づくりを無理なく続ける助けになっている様子がうかがえます。
「電気圧力鍋などの自動調理家電をぜひ導入してください。材料を入れてスイッチを押すだけで食事ができる環境を作れば、仕事の合間に調理する必要はなくなります。初期投資はかかりますが、心と時間の余裕はそれ以上に増えます。(ユキさん / 愛知県 / 小学生女子・保護者)」
「去年からホットクックを導入したんですが、夜ご飯作りながらホットクックで明日のお昼用意したり材料いれてほっとくだけで牛丼とかも簡単にできます。(めだかさん / 高知県 / 小学生女子・保護者)」
「AIを有効活用しましょう。節約レシピ、マンネリ防止、たんぱく質多めが良いなど希望条件を入れたりすると瞬時に様々な提案をしてくれます。我が家は買い物前に今週の献立をAIに聞いて結構参考にしています。(紫蘇さん / 愛知県 / 中学生男子・保護者)」
このように、便利家電やAIなど、使いやすいものから取り入れてみると、夏休みの昼食づくりの負担を少しラクにできそうです。
2位のおにぎりや3位のそうめんをはじめ、麺類も上位。これらは短時間で準備できるほか、留守番中の子どもが自分で食べやすい、洗い物を減らせるといった手軽さが重視されています。
その背景にあるのが、仕事や家事と並行しながら、毎日子どもの昼ごはんを用意する大変さです。昼食準備に負担を感じるワーキングマザーは88%にのぼり、調理そのもの以上に、献立を考え続けることや準備時間の確保、栄養の偏りに悩む声が寄せられました。
前日の夕食を活用する、曜日ごとにメニューを決める、冷凍食品やレトルトを取り入れるなど、負担を減らす方法はさまざま。アンケートでは「昼食は一品で十分」「栄養は夕食で補えばよい」と力を抜いたり、便利家電やAIを活用して時短をするといった声も寄せられました。
調査時期:2026年5月
調査機関:自社調査
調査方法:インターネットを使用した任意回答
調査レポート名:「夏休みの昼食づくり」に関する調査
※本調査レポートの内容(グラフ・データ・本文など)の無断転載・改変を禁じます。
この記事の執筆者:塾選ジャーナル編集部
『塾選ジャーナル』は、日本最大級の塾検索サイト『塾選(ジュクセン)』が提供する、教育・受験に関する総合メディアです。保護者が知っておきたい受験や進路情報をお届けします。
「ほかの家庭では何を作っているの?」「忙しい毎日をどう乗り切っているのだろう」と気になる人もいるかもしれません。
塾選ジャーナルでは、小中学生の子どもを持つワーキングマザー100人を対象に、夏休みの昼食づくりについて調査を実施。よく出すメニューとその理由、昼食づくりで感じている負担、各家庭が取り入れている工夫を、保護者の声とともに紹介します。
ワーママが夏休みの昼ごはんでよく出すメニューは「チャーハン」が最多
夏休み中の昼ごはんには、短時間で作れて、子どもも食べやすいメニューが選ばれています。ワーキングマザー100人に、よく出すメニューを尋ねました。よく出すメニューの1位はチャーハン、2位はおにぎり
夏休み中、子どもの昼ごはんとしてよく出すメニューの1位は「チャーハン」で51%でした。2位には「おにぎり」が49%、3位には「そうめん」が40%と続きます。上位には、チャーハンやおにぎり、麺類など、一品で昼ごはんとして成立しやすいメニューが並びます。また、「前日の夕食の残り」も34%でした。昼食を一から作るのではなく、前日に用意した料理を翌日の昼に活用している家庭も少なくありません。
チャーハンが選ばれる理由は「時短」「一品で済む」「経済的」
保護者の声からは、チャーハンを出す理由として、短時間で作れることや、冷蔵庫にある食材を使いやすいことが挙げられました。「前日の夕飯は残るように多めに作っています。残りがないときは、残りごはんで大抵チャーハンです。(クロネコさん / 山口県 / 小学生男子・保護者)」
「一品で炭水化物とお肉、野菜を同時に摂取しやすく、小皿をいくつも用意する手間のないワンプレートや丼ものが中心になるからです。特にカレーやチャーハンは、前日や当日の朝にまとめてマメに作り置きがしやすく、冷蔵庫に入れておけば子どもが帰宅後に自分で電子レンジで簡単に温めて安全に食べられるため、出勤前のバタバタした時間でも準備の段取りが組みやすいというメリットがあるため多用しています。(ささみさん / 東京都 / 小学生女子・保護者)」
「ご飯を大量に炊いておけば、冷蔵庫の残り野菜と卵で短時間でボリュームのある食事が作れるからです。中学生の息子でも満足できる量を作れるので、経済的にも非常に助かっています。(みなさん / 福岡県 / 中学生男子・保護者)」
チャーハンは、残りごはんや冷蔵庫の食材を活用して短時間で作れるだけでなく、一品で肉や野菜も取り入れやすいメニューです。作り置きや温め直しにも向いており、手間を抑えながら、食費とボリュームの両面にも対応できる昼ごはんとして重宝されています。
おにぎりや麺類も「準備・調理・片付けがラク」で上位に
2位にはおにぎりが49%、そうめんは40%で3位に入りました。パスタは34%、うどん・そばも25%となっており、麺類も夏休みの昼ごはんに多く取り入れられています。「短時間で準備できることと、子どもが比較的よく食べてくれることを重視しています。特に麺類や冷凍食品は手間がかからず、忙しい日でも用意しやすいため、自然と利用する機会が多くなっています。(ツバキさん / 小学生男子・保護者)」
「やはり簡単なこと。それでいて気軽に食べれるのでまだ幼い子供でもトラブルなく食べれて良い。半日くらいなら普通に持つものでもあるから。(あっきのさん / 岡山県 / 小学生女子・保護者)」
「準備、調理、片付けが楽。レシピ見なくても作れる。(じゅでぃさん / 小学生女子・保護者)」
チャーハンやおにぎり・麺類など、時短で手軽なメニューが選ばれる背景には、給食のない夏休みに、仕事と両立しながら毎日昼ごはんを用意しなければならない事情がうかがえます。
ワーママの夏休みの昼食づくり事情——9割弱が準備に負担感
夏休みの昼ごはんについて、「ほかの家庭はどうしているのだろう」「負担に感じているのは自分だけ?」と気になる人もいるかもしれません。今回の調査では、昼食準備への負担だけでなく、毎日の献立決めや準備時間の確保、栄養バランスにも悩みが広がっていました。まずは、昼食づくりへの負担感から見ていきます。
夏休み中の子どもの昼ごはん準備について、「とても負担に感じる」と答えた人は37%、「やや負担に感じる」は51%でした。合計すると、ワーキングマザーの88%が昼ごはん準備に何らかの負担を感じている結果です。
「毎日の献立を考えること」に約8割が負担を感じている
では、ワーキングマザーは昼食づくりの何に負担を感じているのでしょうか。「毎日の献立を考えること」を挙げた人は79.8%で、2位の「調理すること」47.6%を大きく上回りました。「普段の登校日には栄養バランスの整った温かい学校給食があるため、夏休みに入った途端に平日3食すべてのメニューを考え、用意しなければならないことに強いプレッシャーを感じます。(ささみさん / 東京都 / 小学生女子・保護者)」
「平日なら普段は給食があって用意する必要がないのに、夏休みなど長期休暇になったら土日以外にも用意しないといけなくてレパートリーとかあるし色々負担に感じます。(めだかさん / 高知県 / 小学生女子・保護者)」
「毎日できる限り異なるメニューにしたり、栄養面にも配慮することが負担に感じます。(ピーマンさん / 宮城県 / 小学生女子・保護者)」
実際の声からも、毎日献立を考え続けることが負担になっている様子がうかがえます。
給食がなくなることで、調理する回数だけでなく、子どもの好みや栄養、マンネリがないように考えながら、献立を決め続ける負担が生じています。
さらに、仕事と両立するには、何を作るかだけでなく「いつ作るか」も大きな問題です。
昼食はいつ作る? 出勤日の昼食準備は「当日の朝」が64%
出勤日の昼ごはんを用意する時間は、「当日の朝」が64%で最多で、「前日の夜」は20%です。朝食づくりや子どもの支度、自分の出勤準備に昼食づくりが加わり、学校がある時期より早く起きている人もいました。「パートの出勤時間に遅れないよう、逆算して朝の限られた時間の中で昼食を仕上げるのが本当に大変です。レンジで温め直すだけで子どもが1人で火を使わずに食べられるメニューという制限があるため、作れる料理のバリエーションが狭まります。朝からキッチンで調理と片付けに追われ、仕事に行く前にすでに体力を消耗してしまい、帰宅後もシンクに残った昼の洗い物を見てどっと疲労感が出るのが日常茶飯事です。(ささみさん / 東京都 / 小学生女子・保護者)」
「朝はお弁当と家事、自分の出勤準備が重なるので時間に追われます。疲れて帰宅した後に翌日の昼ごはん用の下準備をする日もあり、夏休み中はずっと気が休まらない感じがあります。(さきさん / 大阪府 / 中学生女子・保護者)」
「朝の忙しい時間帯に朝食と昼食用の両方を作っておく必要があるからです。朝5時台には毎日起きないといけません。(みーちゃん / 福岡県 / 中学生女子・保護者)」
昼食の気がかりは子どもの「栄養バランスの偏り・野菜不足」
夏休みの昼ごはんで気がかりなことの最多は「栄養バランスが偏ること」の59%でした。次いで「野菜が不足しがちなこと」が58%、「同じメニューが続くこと」が51%で続きます。チャーハンのように、肉や卵、野菜を一品に取り入れやすいメニューが選ばれている反面、毎日限られた時間で昼ごはんを用意するなかでは、栄養バランスや野菜不足まで十分に配慮する難しさもあります。
「メニューのレパートリーが少ないし、子供が喜んで食べるものをついつい選ぶので、どうしてもマンネリ化してしまい栄養バランスが心配になる。(ももさん / 神奈川県 / 小学生女子・保護者)」
「暑い日はそうめんや麺類が続きがちで、野菜不足かなと気になる時があります。(みさこさん / 愛知県 / 小学生女子・保護者)」
「仕事が忙しくてどうしても作る気力もなく、3日続けてカレーになった時にはとても罪悪感がありました。下の子が飽きてしまい、食べずにおやつを先に食べてしまって栄養が偏ってしまったことがとても罪悪感があります。(リンママさん / 神奈川県 / 小学生男子・保護者)」
手軽さを優先せざるを得ない状況が、栄養の偏りやマンネリへの心配にもつながっていました。
このように、多くのワーキングマザーが夏休みの昼食づくりに負担を感じ、献立決めや準備時間の確保、栄養バランスに悩みながら日々対応していることが分かります。
本調査では、こうした負担を少しでも軽くするために各家庭が実践している工夫や、頑張りすぎないための考え方についても尋ねました。
夏休みの昼食づくりをラクにする工夫は「考えすぎない・作りすぎない・頑張りすぎない」
夏休みの昼食づくりの負担をできるだけ減らすため、ワーキングマザーは前日の夕食や市販品、便利家電などを活用し、調理や献立決めの手間を減らしていました。また、「一品で十分」「栄養は夕食で補えばよい」と割り切り、心理的な負担を軽くしている家庭もあります。
ここからは、アンケートで寄せられた具体的な工夫や、頑張りすぎないための考え方を紹介します。
工夫1. 前日の夕食活用やルーティンで「メニューを考える時間」を減らす
先述のとおり、夏休みの昼食づくりで大きな負担になるのが、「毎日の献立を考えること」でした。アンケートでは、この負担を減らすために、前日の夕食を多めに作るなどの工夫が挙げられています。「夕食を倍量作って、その日の夜にお弁当に入れて冷蔵庫に保管する。昼は、子どもたちでチンして温めてもらう。(yomaさん / 大阪府 / 中学生女子・保護者)」
「夏休み専用の「昼食ルーティン」を固定化することをおすすめします。例えば月曜は麺類、火曜は丼などと決めてしまうと、献立に悩む時間がゼロになります。悩まないだけで、昼食準備は驚くほどラクになります。(カナさん / 神奈川県 / 中学生女子・保護者)」
「カレンダーに1週間分の昼食メニューをあらかじめマメに書き出して可視化しておくことをおすすめします。毎朝今日何にしようとゼロから考える作業が一番脳のエネルギーを消費して負担になるため、計画的にメニューを決めておくだけで朝の動きに迷いがなくなります。(ささみさん / 東京都 / 小学生女子・保護者)」
工夫2. 冷凍食品・レトルト・惣菜も有効活用——「全部手作り」をやめる
できることなら、子どもには手作りの昼ごはんを食べさせたいと考える人もいるでしょう。しかし、仕事、家事をこなしながら、夏休み中の昼食まですべて手作りしようとすれば、心身ともに疲れてしまいます。冷凍食品やレトルト、惣菜を活用することも方法の1つです。
「冷凍食品や作り置きを上手に使うとかなりラクになります。頑張りすぎず、子どもがしっかり食べてくれればOKくらいの気持ちでいると気持ちが軽くなりました。(みさこさん / 愛知県 / 小学生女子・保護者)」
「忙しくてどうしても作れない時や、メニューが思いつかない時は、冷凍食品やレトルトに頼ることにしている。(AKIRAさん / 神奈川県 / 中学生女子・保護者)」
「完璧な栄養バランスを毎日目指すのは無理だと割り切っています。夏休みは仕事も家事も増えるので、できる日は頑張り、できない日は冷凍食品に頼るなど柔軟にしています。子どもが元気に過ごせていれば十分だと考えるようにしています。(ミナさん / 福岡県 / 小学生女子・保護者)」
冷凍食品やレトルトは、忙しい日の代用品にとどまりません。子どもが自分で温められることや、献立のバリエーションを増やせることもメリットです。
工夫3. 「一品で十分」「栄養は夜で補う」と力を抜く
昼食だけで栄養バランスを整えようとせず、一日全体で考えている家庭もあります。昼に野菜が少なければ夕食で増やすなど、次の食事で補うことで、毎食栄養を完璧にしなければならないという気持ちの負担を減らしていました。「昼食は一品料理で完結すれば満点と完全に割り切っています。栄養バランスが多少偏ったり、野菜が不足したりしても、それは夜ご飯や翌日の食事でトータルで帳尻を合わせれば良いと捉えるようにしました。(ささみさん / 東京都 / 小学生女子・保護者)」
「毎日完璧に栄養バランスを考えすぎないようにしています。忙しい日は冷凍食品やレトルトを使って、夜ごはんで野菜を多めにするなど、1日単位で調整するようにしています。(さきさん / 大阪府 / 中学生女子・保護者)」
「夏休みは特別期間と割り切り、完璧を目指さないようにしています。昼食は生きるためのエネルギー補給と割り切り、栄養は夕食でカバーするという考え方にシフトしてから、少しだけ気持ちがラクになりました。(ハルナさん / 東京都 / 中学生女子・保護者)」
毎食の彩りや品数を完璧にそろえるよりも、「昼食は一品でもよい」「不足した栄養はほかの食事で補えばよい」と考えることが、長い夏休みの昼食づくりを無理なく続ける助けになっている様子がうかがえます。
工夫4. 調理家電やAIを活用して、調理と献立決めをラクにする
夏休みの昼食づくりでは、調理の手間を減らすために便利家電を取り入れたり、献立を考える作業をAIに任せたりする家庭もありました。「電気圧力鍋などの自動調理家電をぜひ導入してください。材料を入れてスイッチを押すだけで食事ができる環境を作れば、仕事の合間に調理する必要はなくなります。初期投資はかかりますが、心と時間の余裕はそれ以上に増えます。(ユキさん / 愛知県 / 小学生女子・保護者)」
「去年からホットクックを導入したんですが、夜ご飯作りながらホットクックで明日のお昼用意したり材料いれてほっとくだけで牛丼とかも簡単にできます。(めだかさん / 高知県 / 小学生女子・保護者)」
「AIを有効活用しましょう。節約レシピ、マンネリ防止、たんぱく質多めが良いなど希望条件を入れたりすると瞬時に様々な提案をしてくれます。我が家は買い物前に今週の献立をAIに聞いて結構参考にしています。(紫蘇さん / 愛知県 / 中学生男子・保護者)」
このように、便利家電やAIなど、使いやすいものから取り入れてみると、夏休みの昼食づくりの負担を少しラクにできそうです。
まとめ:毎日続く夏休みの昼食づくり、完璧さより続けやすさを
今回の調査では、ワーキングマザーが夏休み中の子どもによく出すメニューは、チャーハンが51%で最多となりました。残りごはんや冷蔵庫にある食材を活用でき、ごはん・肉・野菜を一品にまとめやすいことが選ばれる理由です。子どもが好みやすく、作り置きや温め直しにも向いています。2位のおにぎりや3位のそうめんをはじめ、麺類も上位。これらは短時間で準備できるほか、留守番中の子どもが自分で食べやすい、洗い物を減らせるといった手軽さが重視されています。
その背景にあるのが、仕事や家事と並行しながら、毎日子どもの昼ごはんを用意する大変さです。昼食準備に負担を感じるワーキングマザーは88%にのぼり、調理そのもの以上に、献立を考え続けることや準備時間の確保、栄養の偏りに悩む声が寄せられました。
前日の夕食を活用する、曜日ごとにメニューを決める、冷凍食品やレトルトを取り入れるなど、負担を減らす方法はさまざま。アンケートでは「昼食は一品で十分」「栄養は夕食で補えばよい」と力を抜いたり、便利家電やAIを活用して時短をするといった声も寄せられました。
アンケート調査概要
調査対象:小中学生の子どもがいるワーキングマザー(有効回答数100名)調査時期:2026年5月
調査機関:自社調査
調査方法:インターネットを使用した任意回答
調査レポート名:「夏休みの昼食づくり」に関する調査
※本調査レポートの内容(グラフ・データ・本文など)の無断転載・改変を禁じます。
この記事の執筆者:塾選ジャーナル編集部
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