初プロデュースのアイスショー「THE DESTINY」が閉幕
フィギュアスケートでプロに転向した「りくりゅう」こと三浦璃来さんと木原龍一さんが初プロデュースするアイスショー「THE DESTINY」が2日、東京・辰巳アイスアリーナで千秋楽を迎えた。取材に応じた2人は思いを込めたショーを振り返るだけでなく、まさかの話題にまで花を咲かせた。
本公演は7月31日~8月2日で開催。世界的にも珍しいカップル種目に特化したアイスショーで、りくりゅうの2人だけでなく、トップクラスの選手らが集結した。計4公演でチケット完売。のべ1万8000人を動員する大成功。ペアとアイスダンスの魅力を存分に届けた。
公演後、取材に応じたりくりゅうは、手を繋いだ写真がプリントされたおそろいのTシャツを着て登場。三浦さんは「みんな怪我なく、そして全員が笑顔で終われたので、そこが本当に嬉しい」と安堵の表情を見せ、木原さんは「安心した気持ちと感謝の気持ちでいっぱいです」と穏やかに語った。
ミラノ・コルティナ五輪のペアで金メダルを獲得した歴史的快挙から約半年。現役を引退し、第一線から退いた後も、メディアへの出演など、新たな仕事に追われながらショーの準備を並行した。
三浦さんは「いつもだったらシーズンオフにお休みを頂いて旅行に行くのですが、ありがたいことに忙しくさせていただいた」と感謝を口にし、「『現役だったらシーズン始まっているじゃん』って2人で話をした」と慌ただしい日々を振り返った。
木原さんも「4、5月は違った意味で忙しくしていて、なかなか氷に乗れなかった。本格的に練習を再開できたのが6月だったので不安はありました」と打ち明ける。
その一方で「氷に乗れない時間は、自転車に乗っていました」とにやり。地元・愛知の知多半島を1、2周ほど走ったとまでいい「自分の方向性を一時期見失っていたので……。ツール・ド・フランスを目指していた」とまさかの告白。総距離3000キロ以上、フランスで約3週間行われる世界最高峰のロードレース大会の名前を挙げた。
話はさらに“脱線”。山梨県の公道サイクルイベント「Mt.富士ヒルクライム」への出場も視野に入れていたことを明かした。だが「体重が重いので(坂道は)進まないんですよ。ちょっと自分は向いていない事に気がついた」と冗談交じりに話し「平らなところを速く走る方が得意」と冷静に自己分析した。
三浦さんが「『上れない』って言っていました。坂道は私の方が速いです」と笑顔で胸を張ると、木原さんは「そうなんですよ。りくちゃんの方が速いから追いつけないんです……ってこれスケートの話じゃない」と我に返り、苦笑いを浮かべた。
三浦さんも「ごめんなさい」と応じ、最後まで息ぴったりの掛け合いを披露。初のプロデュースという大きな挑戦を終えた後も、2人らしい和やかな雰囲気で会場を笑いに包んだ。
(THE ANSWER編集部・澤田 直人 / Naoto Sawada)












