かつてジョバンニ・レイナにはサッカー界ですべての扉が開かれていた。だが、そのキャリアはこれまで望んだようには進んでいない。今度こそ、ドイツに完全に背を向けることになるのだろうか。
23歳のレイナは、かつてスーパータレントとして称賛され、ボルシア・ドルトムントでは将来を担うその選手に指名されていた。しかし、昨季はボルシアMGで期待されたような再起を果たすことができなかった。ブンデスリーガを今度こそ完全に去るのだろうか。
The AthleticとSkyの一致した報道によれば、RCストラスブールがレイナに関心を示しているという。フランス1部クラブと攻撃的MFの間では交渉が進行中とされ、グラードバッハは完全移籍とレンタル移籍のいずれにも応じる考えを持っているようだ。
レイナにとっては、野心的なクラブで再出発を図る次のチャンスになる。疑いようのないそのポテンシャルを、ついに最高レベルで継続的に発揮したいという思いがあるはずだ。ここ数年は大きな期待を集めながらも、それを実現できずにいた。
ジョバンニ・レイナはかつてBVBでスーパータレントと見なされていた
2019年、BVBは元ブンデスリーガ選手で元アメリカ代表のクラウディオ・レイナの息子をニューヨーク・シティFCからドルトムントに迎えた。当時まだ16歳だった逸材には、あらゆる扉が開かれていた。「あの子はとてつもなく優れている。世界中のどのクラブとも契約できたはずだが、最終的に彼が選んだのはボルシア・ドルトムントだった」。現在はアスレティック・ビルバオでエディン・テルジッチのアシスタントコーチを務め、以前は長くBVBの育成部門で指導していたセバスティアン・ゲッペルトのこの言葉を、当時Transfermarktが伝えている。
レアル・マドリー、バルセロナ、マンチェスター・シティなども、このアメリカのメガタレント獲得に熱心だったとされる。レイナはニューヨーク・シティFC時代、14歳にしてすでにトップチームの練習に参加することを許されており、当時のチームにはアンドレア・ピルロ、フランク・ランパード、ダビド・ビジャといった世界的スターがいた。とりわけピルロにレイナは憧れていた。「彼の動きは時にゆっくり見えるけれど、実際はまったく逆だ。彼はピッチ全体を見渡し、ほかの誰にも見えないスペースを見つける。ピルロは本当に賢い。ビジョナリーだ。これまでプレーした中でも最も賢い選手の一人だよ」と、2020年にSport
Bildへ語り、自身も似た方向に成長したいと話していた。
なぜバルサやレアルなどではなく、BVBを選んだのか。「素晴らしい展望とクラブの野心、その組み合わせが理由だった。プロになるための最高のチャンスがここにあると感じたし、しかもどの大会でもチャンスのあるチームだった。僕の判断は間違っていなかったし、それが本当にうれしい」
ジョバンニ・レイナは17歳でドルトムントを沸かせた
この決断は当初、実際に報われた。ドルトムントを率いていたルシアン・ファブレは、このティーンエイジャーにすぐさまトップレベルで自分を示す機会を与え、レイナは見事にそれを生かした。U-19で半年を過ごしただけで、2020年初めにはトップチームに昇格。17歳になったばかりでブンデスリーガデビューを果たした。その直後、DFBポカールのブレーメン戦で2-3の敗戦を喫した一戦で、彼は鮮烈な印象を残す。軽やかなソロ突破から16メートルの位置で強烈なシュートを放ち、ゴール隅に突き刺した。
「練習を見れば、彼が特別なものを持っていると分かる。それが見えないなら盲目だ」と、ファブレも絶賛した。「動き方が正しいし、プレーも正しい。守備も本当に、本当に賢い。ゴールも決められるし、ラストパスも出せる。17歳でこれをやれているのは本当に素晴らしい。このまま続ければ、彼は自分の道を切り開いていくだろう」
あれからすでにおよそ6年半が過ぎた。そして、当時レイナに予言されていた高みから、現在23歳となった彼はかなり遠い場所にいる。その背景に、度重なる不運な負傷が時に苦しい足かせとなったことは、間違いなく事実の一部だ。レイナは2020-21シーズンに良い形で初のフルシーズンを送り、17歳、18歳の時点でBVBの主力として地位を築いていた。
ジョバンニ・レイナのノッティンガムへのレンタルは失敗に終わった
その翌シーズンから負傷の問題が始まり、数カ月単位で離脱を強いられる時期もあった。そのため一度も本当の意味でリズムに乗れず、散発的に見せていた輝きも時間とともに少なくなっていった。2024年初めにはノッティンガム・フォレストへのレンタル移籍で好転のきっかけをつかむはずだったが、プレミアリーグでは出場機会にほとんど恵まれず、効果はなかった。
ドルトムントに戻ってからも、まず再び数週間にわたって体が悲鳴を上げた。BVB全体としても苦しいシーズンだった2024-25シーズン、彼は短い途中出場にとどまることがほとんどだった。展望があまり明るくなく、アメリカ代表としての自国開催W杯出場も危うくなると見たレイナは、昨夏、6年間を過ごしたドルトムントに別れを告げた。グラードバッハは移籍金400万ユーロを支払い、このMFはフォーレンでようやく自分のプレーを取り戻したいと考えていた。
少なくとも、アメリカのW杯メンバー入りは果たした。自国開催の大会に参加し、パラグアイとの初戦で4-1の勝利を収めた試合では、アウトサイドで決めた見事なゴールというハイライトも残した。ただ、レイナにとってこのワールドカップも、グラードバッハでの昨年と同様に本当に良いものだったとは言い難い。筋肉系の細かな問題は相変わらずつきまとい、定位置を継続的につかむこともできなかった。数字の上でも、公式戦20試合でわずか1ゴール1アシスト。フォーレンがレイナにそれほど執着していないように見えるのも、不思議ではない。
ジョバンニ・レイナはストラスブールへ? 興味深い移籍となりそうだ
6月にSport Bildが報じたところによれば、このアメリカ人選手はエウゲン・ポランスキ監督の構想において、依然としてそれほど大きな役割を占めていない。したがってグラードバッハは、12カ月前にドルトムントへ支払った400万ユーロを下回る額でも、レイナを手放す用意がある可能性がある。
つまりストラスブールは、レイナをごく小さな移籍金で獲得できるかもしれない。昨季のリーグ・アンで8位だったフランスのクラブでは、パラグアイ代表フリオ・エンシソを擁する技術力の高い攻撃陣に加わることになり、そこで彼の長所は十分に生きる可能性がある。グラードバッハでは昨季終盤に良い兆しも見せており、コンディションさえ維持できれば、レイナにはストラスブールで自身のキャリアを再び正しい軌道に乗せるだけのポテンシャルがあるのは確かだ。加えて、新たな環境、新たなリーグであれば、少なくともここ最近のブンデスリーガのように、期待に応えられない元スーパータレントというレッテルが常に自分の名前と結び付けられることもないだろう。興味深い移籍になりそうだ。












