ドイツに新たな代表監督が誕生した。DFB(ドイツサッカー連盟)が金曜日の記者会見で発表したところによると、ユルゲン・クロップ氏が即日付でドイツ代表の指揮官に就任した。
59歳の同氏は、パラグアイとの十六強での一戦に敗れてワールドカップ敗退を喫した数日後(PK戦の末4-5)に辞任していたユリアン・ナーゲルスマンの後任となる。クロップはDFBチームと2030年までの契約を結んだ。
「ユルゲンとは非常に集中的に話し合った。彼は最初から我々の第一希望だった。エネルギーに満ちていて、意欲も非常に高い」と、DFB会長ベルント・ノイエンドルフは語った。
レッドブルのサッカー部門責任者として2029年まで結んでいたクロップの契約解除は、それまで代表監督就任への道のりにおける最大のハードルと見なされていた。その一方で、巨額の違約金というテーマは取り払われ、これによりドイツサッカー連盟(DFB)は、代表監督の招聘に際して史上初めて移籍金を支払うという前例を回避することができた。
また、当初はその可能性が取り沙汰されていたものの、クロップが今後もレッドブルにブランドアンバサダーやアドバイザーとして残ることもない。DFBは、同社傘下の財団「Wings for Life」に100万ユーロを寄付すると認めており、この資金は医学的な脊髄研究の支援に活用される。さらに、2030年までにライプツィヒで国際親善試合3試合が開催される予定だ。
つまりレッドブルは最終的に、クロップのDFB行きをかなりあっさり認めたことになるが、その理由の一つには、飲料大手としての同社が一部で難しいとされる世間的イメージを多少改善できる点もある。
クロップは、MagentaTVで解説を務めたW杯決勝の前後の時点で、ドイツ代表へ向かう形で別れを告げられるよう、レッドブルと「非常に寛大な」合意に達したと認めていた。
一方、歴代最多出場を誇るローター・マテウスが懸念していたクロップの給与については、どうやら現実とはならないようだ。Bild によれば、クロップが受け取る年俸は前任者ユリアン・ナーゲルスマン(700万ユーロ)より「ごくわずかに高い」程度だという。
マテウスはこれに先立ち、財政面で「頭痛の種になる総合パッケージ」だと語っていた。また、クロップとadidasの契約(DFBはNikeへ切り替わる)についても、W杯後に満了するため問題にはならないという。
59歳のクロップとともに、長年の側近であるペーター・クラヴィーツとペパイン・ラインデルス、さらに元ドイツ代表のスヴェン・ベンダーもアシスタントコーチとしてDFB入りする。ベンダーはレギオナルリーガ所属のSpVggウンターハヒングとの契約を、2年を経た今年7月初旬に解除したばかり。37歳の同氏はボルシア・ドルトムントで6年間クロップの下でプレーし、指揮官の下でブンデスリーガを2度、さらにDFBポカールを1度制している。
ドイツ代表:ユルゲン・クロップは、以前からヨアヒム・レーブとハンジ・フリックの理想的な後任と見なされていた
ナゲルスマンの退任は、2026年ワールドカップでの早期敗退直後から次第に現実味を帯びていたが、38歳の後任の最有力候補として、早くからクロップの名前が挙がっていた。7月上旬にナゲルスマンの辞任が報じられた際、DFBはすでにクロップとの協議を行うと発表していた。
ワールドカップ期間中にMagentaTVでテレビ解説者を務め、その際には「影のドイツ代表監督」として話題を集めていたクロップにとって、これは2024年夏のリバプール退団後初の監督職となる。約9年にわたって指揮を執った末、当時イングランドの強豪クラブを離れ、まずは休養を取っていた。
自身が再び監督として働くのかについて、クロップはその後もたびたび明言を避けていた。その代わり、2025年初めにレッドブルのHead of Global Soccerに就任し、とりわけRBライプツィヒにも関わっていた。
クロップは、2021年のEURO後にヨアヒム・レーブが退任した際、また2023年9月にハンジ・フリックが解任された際にも、理想的な後任と広く見なされ、繰り返しドイツ代表監督職と結び付けられてきた。ただ、そのたびにリバプールとの契約解除を否定していたため、当時DFB内でクロップ待望論がさらに熱を帯びることはなかった。
ユルゲン・クロップが9月末、ドイツ代表監督としてデビューを迎える。
フリックに代わって、2023年9月中旬に就任していたのがナーゲルスマンだった。元バイエルン指揮官は、熱気に包まれた母国開催のEURO2024でドイツ代表を率いたが、大会は後の欧州王者スペインに不運な形で敗れた準々決勝で幕を閉じた。直後にナーゲルスマンは2026年ワールドカップ優勝を目標に掲げたが、その試みは無残に失敗した。
格下キュラソーとの初戦に7-1で大勝したドイツは、続くグループ第2戦のコートジボワール戦でも苦しんだものの、途中出場のデニズ・ウンダブが2得点を挙げて2-1の勝利をもたらし、グループ首位通過を決めた。グループステージ最終戦で喫したエクアドル戦の1-2の敗戦がムードに影を落とし、その後のラウンド32のパラグアイ戦では、完全なサプライズの中で早くも敗退となった。
その後数日のうちに、契約が本来はEURO2028後まで残っていたナーゲルスマンの早期退任は、ますます現実味を帯びていった。「この決断は、私にとって決して簡単なものではなかった。私の最優先事項は常にチームの成功だった。これほど大きな失望を味わった後、このチームには重荷のない新たなスタートを切るチャンスが与えられるべきだ」と、ナーゲルスマンは辞任に際して語った。
その新たなスタートは、9月下旬にクロップとともに始まる。ネーションズリーグのアウェー、オランダ戦(9月24日)で、2011年と2012年にドルトムントを優勝に導いた指揮官が、初めてドイツ代表のベンチに立つ。3日後には、ドイツがアウクスブルクでギリシャと対戦し、クロップは代表監督としてホーム初陣を迎える。ネーションズリーグのリーグA・グループ2におけるドイツのもう1つの相手はセルビアだ。
ユルゲン・クロップがドイツ代表監督に就任へ:選手、監督、そして役員としての歩み
選手歴:
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期間 |
クラブ |
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1987年初頭まで |
TuS Ergenzingen |
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1987年1月から7月まで |
1. FC Pforzheim |
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1987年から1988年 |
アイントラハト・フランクフルトII |
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1988年から1989年 |
Viktoria Sindlingen |
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1989年から1990年 |
Rot-Weiss Frankfurt |
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1990年から2001年 |
1. FSVマインツ05 |
監督/役員歴:
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期間 |
役職 |
所属 |
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2001年から2008年 |
監督 |
1. FSVマインツ05 |
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2008年から2015年 |
監督 |
ボルシア・ドルトムント |
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2015年から2024年 |
監督 |
FCリバプール |
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2025年から2026年 |
グローバルサッカー部門責任者 |
レッドブル |
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2026年7月から |
監督 |
ドイツ |












