ドゥシャン・ヴラホヴィッチが今後どこでキャリアを続けるのかは、依然として不透明なままだ。いずれにせよ、現在無所属のこのストライカーは、ベシクタシュに対してひとまず再び断りを入れたようだ。
スペイン紙『Sport』が報じている。それによると、ブラホヴィッチにはすでに数週間前からベシクタシュによる好条件のオファーが届いており、500万ユーロ強のサインボーナスに加え、年俸800万ユーロという破格の条件による2年契約が提示されているという。
『Sport』によれば、このストライカーが返答をためらっている理由は、今なおバルセロナ移籍を夢見ているためだ。スペイン王者はこの夏、シカゴ・ファイアーへ移ったロベルト・レヴァンドフスキの後継者をなお獲得したい考えだ。絶対的な本命はフリアン・アルバレスだが、現所属先のアトレティコ・マドリーは決して売却に応じる姿勢を見せていない。少なくとも、バルサがすでに提示したとみられる移籍金1億ユーロでは難しいようだ。
そうした中で、カタルーニャ勢はアルバレス獲得失敗時に備えて代替候補のリストを抱えており、その中にブラホヴィッチの名前もあるとみられている。26歳FWの代理人は数週間前から積極的にバルサへ売り込みをかけていたようだが、その際にブラウグラナ側は、ブラホヴィッチ獲得の可能性は決して優先事項ではないと伝えたという。アルバレス獲得が実現しなかった場合でも、セルビア代表FWが第一の代替案ではない可能性が高い。リストのさらに上位には、最近『AS』がバルセロナ行きの可能性を報じたベンフィカの点取り屋ヴァンゲリス・パヴリディスがいるのかもしれない。
ドゥシャン・ブラホヴィッチはなおバルセロナを希望 ベシクタシュはいつまで待てるのか?
現時点では最終的に実現しない可能性が高いバルサ加入への望みに懸けることで、ブラホヴィッチは当然ながらイスタンブールからのこの好条件オファーを逃すリスクを負っている。それでもベシクタシュはなお辛抱強い姿勢を保っており、セルビア代表FWにもう少し熟考の時間を与えることで合意しているようだ。
その背後で主導的な役割を果たしているのが、トルコの名門クラブの新監督ヴィンチェンツォ・イタリアーノだ。イタリアーノはかつてフィオレンティーナ(2021-22シーズン)でブラホヴィッチと成功裏に仕事をしており、その能力を非常に高く評価している。『 Sport 』によると、そのためイタリアーノはベシクタシュ首脳陣に対し、ブラホヴィッチの決断をもうしばらく待つよう働きかけたという。
この屈強な9番は一時、バイエルン・ミュンヘンからの関心も報じられていたが、現状ではバルサ行きという夢を別にすれば、ブラホヴィッチにとって将来に向けた唯一の真剣な選択肢はベシクタシュのようだ。6月末で契約が満了していたユベントスは、一時はなおも契約延長を提示していたとされるが、条件は大幅な減俸だった。ブラホヴィッチはこれを拒否し、ユーベとの関係は最終的にこじれてしまったようで、トリノ残留の可能性は極めて低い。
ドゥシャン・ブラホヴィッチはかつてユベントスで8500万ユーロの価値を持っていた
当時ヨーロッパで最も注目を集めるセンターフォワードの1人だったブラホヴィッチは、2022年におよそ8500万ユーロの移籍金でフィオレンティーナからトリノへ移籍した。その後、ビアンコネーリでの歩みは期待されたほど順調とは言い難く、移籍の憶測が絶えなかった。前季には一時定位置を失い、さらに12月初旬から4月中旬まで長期離脱を強いられた。それでもシーズン終盤には再び好調を取り戻し、セリエA最後の4試合で4ゴールを記録した。
それでもユベントスは、イタリアの最多優勝クラブで168試合68得点を記録したブラホヴィッチを何としても引き留めたいとは考えていなかったようだ。2024-25シーズンにすでに一度パリ・サンジェルマンからレンタルしていたランダル・コロ・ムアニという実力者がおり、後釜はすでに整っているとみられる。ユーベは元フランクフルトFWを、どうやら今回は買い取り義務付きで、ひとまず再びレンタルするようだ。












