なぜ
スペイン代表FWフェラン・トーレスの去就をめぐり、フランスのパリ・サンジェルマンが獲得に関心を寄せているとの報道が相次いでいるものの、バルセロナのクラブ内部は完全に落ち着いた雰囲気を保っている。カタルーニャのクラブのスポーツ部門は、契約最終年に入る同選手との契約延長にこだわる姿勢を強調しており、交渉は夏の移籍市場が閉じるまで先送りにする方針だ。
カタルーニャ紙「スポルト」は、バルセロナの立場に何ら変化はないと伝えた。クラブは同選手との契約延長の意向に固執しているが、交渉は来る9月より前に始まることはないという。スペイン代表の同選手が夏の休暇から戻り、ドイツ人指揮官ハンジ・フリックの練習に合流した後になる見通しだ。
ここ数週間、パリ・サンジェルマンと選手の間で基本合意があったとされる噂がメディアで騒がれたが、カタルーニャのクラブ内部の情報筋は、カンプ・ノウのオフィスにパリのクラブから公式な連絡は一切届いていないと断言。また、FWや代理人も今のところチームを離れる意思を示していないという。
バルセロナは、契約最終年に入った他の選手たちに対して以前採用したのと同じ方針をとっている。オランダ代表フレンキー・デ・ヨングやスペイン代表エリック・ガルシアがその例で、両者とも契約延長の手続きが急がれることはなく、最終的な署名はそれぞれ10月と12月に行われた。これは、こうした案件で急ぐ必要はないというスポーツ部門の確信を反映している。
バルセロナは、フェラン・トーレスがチームのスポーツ計画において中心的な要素であると考えており、クラブで採用されている給与方針に沿い、かつ選手のパフォーマンスに対する技術的な評価に見合う契約延長の提案を提示するつもりだ。フロントは、現在の給与が彼のチームにおける重要性に見合っており、増額の可能性があるとしてもクラブの財政的な範囲内に収めるべきだと見ている。
決定は今や選手自身の手に委ねられている。バルセロナは、彼が休暇から戻った際に直接話し合い、その真意を確認したい考えだ。パリ・サンジェルマンの関心に関する情報はすべてメディア報道によるもので、両クラブ間の公式な接触は一切ないだけになおさらである。
もし予定されている話し合いの中でFWが移籍の意思を示せば、状況は根本的に変わり、バルセロナはその場合、すべての当事者が満足する移籍取引の交渉の可能性を検討することになる。一方、そうならない場合は、カタルーニャのクラブはフェラン・トーレスを陣容に擁したまま新シーズンの計画を進め、財政面と技術面のビジョンに沿って契約を延長しようと努めることになる。












