奇妙な出来事
ポーランド代表FWロベルト・レバンドフスキの代理人を務めるピニ・ザハビが、依頼人が2026年1月にサウジアラビアからの巨額オファーを断り、ついぞ実現することのなかったバルセロナとの契約延長を待った結果、2億ユーロにのぼる大金を失ったことを明かした。レバンドフスキは6月にカタルーニャのクラブとの契約が満了した後、カンプ・ノウでもう1年プレーしたいという強い願望を抱いていたにもかかわらず、最終的にアメリカのシカゴ・ファイアへの移籍を選ぶこととなった。
スペイン紙『アス』が伝えた衝撃的な発言のなかで、ザハビはこう語った。「2026年1月、ロベルトはサウジアラビアから1シーズンあたり1億ユーロで2年契約というオファーを受けた。彼はバルセロナに残りたかったので、そのオファーを断った。あのオファーは冬の移籍市場の期間中しか有効ではなく、夏には手に入れることができないものだった」。さらに同代理人は、選手が実際にはサウジ・リーグでプレーすることを望んでいたと付け加えた。アメリカと比べて生活がしやすく、ポーランドに近いためだという。
ザハビは、レバンドフスキが実現することのなかったバルセロナからの契約延長オファーを待っていたと説明し、こう述べた。「彼には夏にはそのオファーは手に入らないと伝えたが、彼は待つことを決めた」。その決断が、手の届くところにあった2億ユーロという甚大な損失を招いたのだ。
ザハビは、バルセロナのジョアン・ラポルタ会長がポーランド人選手の残留を強く望んでいたことを明かし、こう説明した。「ラポルタは本当に彼を愛している。彼はロベルトにもう1年カンプ・ノウに残ってほしいと思っていた。12月にこの件について彼と話をしたが、そのとき彼はこう言った。『ロベルトに残ってほしい』とね」。しかし、ラポルタは監督陣の仕事には介入せず、チーム編成を決めるのはスポーツディレクターのデコとハンジ・フリック監督だと指摘した。
そしてこう付け加えた。「彼らはロベルトにスタメンの座を保証することができなかった。それは彼にとって金銭よりも重要なことだった。それでもなお、デコとハンジはバルセロナにおけるロベルトの将来について異なる考えを持っていた」。これにより、38歳のFWは新たな移籍先を探さざるを得なくなった。
シカゴ・ファイアへの移籍について、ザハビはこう語った。「シカゴ・ファイアのフロントは彼を説得するために全力を尽くした。あるチームがこれほどまでに選手を欲しがることは稀だ。彼らは辛抱強く、決意に満ち、創意工夫に富んでいた。彼らはレバンドフスキを説得するためにできることをすべてやった」。そして、アメリカのクラブが提示したのはリオネル・メッシの契約に次いでMLSで2番目に高い契約だったと述べた。
同代理人は、ほかにもヨーロッパの選択肢があったことを明かした。ミランの首脳陣と会談し、ユベントスのダミアン・コモリCEOとも話をしたという。だが「レバンドフスキは彼らにとって金銭的に手の届かない存在だった。イタリア・リーグはもはや世界で最も裕福なリーグではないのだ」と強調した。
ザハビはまた、ポルトガルのポルトの関心にも触れ、こう語った。「私は個人的に彼らのフロントと話をした。彼がサッカーをプレーしたがっていること、リーダーだと感じたいこと、そして愛し、愛されたいと思っていることは分かっていた。ポルトはそれを彼に保証できただろう。しかしレバンドフスキはポルトには興味がなかった」。ポルトガルのクラブは最後の瞬間まで彼を説得しようと試みたにもかかわらずだ。












