スポーツだけの問題ではない
カタルーニャ出身の歌手アイタナが、アルゼンチンで大規模な批判の波に直面している。2026年ワールドカップでスペイン代表を公然と支持したことが原因で、この論争はスポーツの舞台から音楽・芸術の世界にまで広がり、来る10月に予定されている彼女のコンサートを脅かす事態となっている。
カタルーニャ紙「スポルト」によると、アルゼンチンのある衣料品ブランドがソーシャルメディアを通じて、自社のブランド名として「アイタナ」を使用することを取りやめると発表した。物議を醸した声明の中で同ブランドは「現在スペイン人と結びついた名前と、いかなる関連も持ちたくない」と説明し、有名なアルゼンチン人歌手の名にちなんで「ティニ」へとブランド名を変更することを発表した。
祝賀から論争へ
アイタナはマドリードで行われたスペインのワールドカップ制覇を祝う式典でコンサートを開催しており、スペインサッカー連盟は大会期間中の代表の楽曲の一つである「スーペルエストレージャ」を歌うために彼女と契約していた。
また彼女はワールドカップを通じて代表への公然たる支持を示し、これはスペイン国内で広く好意的に受け止められたが、決勝での苦い敗北の後、一部のアルゼンチンのサポーターの怒りを引き起こした。
2026年ワールドカップ決勝でのスペインへの敗戦は、依然としてアルゼンチンにとって過酷な衝撃であり続けており、この敗北は一部のファンに深い傷を残した。そして論争は今やスポーツの舞台を超え、優勝チームを支持したアーティストたちにまで及んでいる。
ロサリアの前例
論争に巻き込まれたスペイン人アーティストはアイタナだけではなかった。歌手ロサリアも同様の状況に見舞われ、先週木曜日にコルドバ市の都市芸術メトロポリタン美術館の広場で予定されていた彼女の表彰コンサートが、「アーティストの安全を守るため」に延期された。ロサリアがアルゼンチンを批判する投稿を公開した後、主催者側に多数の中傷メッセージが寄せられたためである。
ロサリアは最終的に自身の発言について謝罪した。しかし実際のところ、アイタナはいかなる対戦相手のチームにも言及しておらず、アルゼンチンを批判してもいなかった。彼女はただ自国の代表を支持したにすぎず、それゆえ彼女に向けられた批判は大きな議論の的となっている。
不透明な未来
このエスカレートする論争は、ワールドカップ決勝での敗北の衝撃をいまだ乗り越えられない一部のアルゼンチンのファンの怒りが続く中、来る10月にアルゼンチンで開催予定のアイタナのコンサートに影響を及ぼす可能性がある。












