提示は途方もない
イングランドのアーセナルが、ブラジル代表のスター、ヴィニシウス・ジュニオール獲得に向けて強力に乗り出した。この移籍は夏の移籍市場を揺るがしかねない大型案件だが、2027年夏に契約が満了するレアル・マドリードとの選手の将来をめぐっては複雑な事情が絡んでいる。
イギリス紙「ジ・アスレティック」は、アーセナルが白いクラブに対して総額1億4500万ユーロの正式オファーを固めたと報じた。うち1億3500万ユーロが固定額で、これに変動額が加わる形となっており、26歳のブラジル人ウインガー獲得に向けた本格的な動きだという。
記者のデイビッド・オーンスタインによれば、ヴィニシウスはプレミアリーグへの移籍という考えに前向きな姿勢を見せているとされ、この注目すべき進展は、最も傑出したスターの一人の将来をめぐってレアル・マドリードを本物のジレンマに立たせている。
イングランドの報道はこれまでにも、アーセナルと選手の代理人を務めるロック・ネイション社との間で暫定合意に達したと伝えており、「ザ・サン」紙によると、ロンドンのクラブはこのブラジル人スターを引き寄せるためにクラブ史上最大の契約を提示する意向だという。
レアル・マドリードは苦しい立場に置かれている。まる1年前に提示した契約更新オファーに対して、ヴィニシウスから何の返答も得られていないためだ。これによりクラブは難しい選択を迫られている。イングランド勢の破格のオファーを受け入れるか、あるいは数か月後に選手が他クラブと自由に交渉できるフリーの立場となった時に、無償で失うリスクを冒すか、である。
最大の疑問は残されたままだ。白いクラブは、最も傑出した攻撃陣の二枚看板であるヴィニシウスと、同じく契約が残り1年となっているムバッペを手放すことを受け入れるのか。それとも、数か月にわたり更新交渉が難航しているにもかかわらず、このブラジル人スターに残留を説得しようとするのか。












