カーボベルデのスターが世界的なスターたちを凌ぐ
FIFAは、ベスト32のアルゼンチン戦でカブラルが決めたゴールが2026年ワールドカップの「ヒュンダイ・ゴール・オブ・ザ・トーナメント」に選ばれたと発表した。ロッテルダム出身の23歳DFは、個人技で世界中のファンを魅了し、メッシ、ムバッペ、ジュリアン・アルバレスらを抑えて首位に立った。
このゴールは、ロペス・カブラルがマカリスターをかわし、マルティネスも交わして上隅にカーブを掛けた一撃だった。
この受賞で彼は、ハメス・ロドリゲス、ベンジャミン・パヴァール、リシャルリソンら歴代受賞者に名を連ねた。
強豪を破り、感動の祝勝
マイアミで準決勝進出チームを相手に戦ったカーボベルデ。そのシュートの重要性は相手によってさらに高まった。「ボールが上隅へ飛ぶのを見て、『何をしたんだ?』と驚いた」とロペス・カブラルは語った。
カブラルの母親は周囲の介抱で回復したが、この場面は1998年W杯でリリアン・テュラムの母親が失神した場面を想起させた。
特にサイドバックが放ったこのゴールは、その技術的難易度でも際立っていた。「何も考えず走り出し、その後でワールドカップで素晴らしいゴールを決めたと気づいた」とカブラルは語った。
ブラジルのレジェンドによる評価
その見事なゴールは、レアル・マドリードとブラジル代表のレジェンド、マルセロの目に留まった。マルセロは自ら得点者に連絡を寄せた。ロペス・カブラルは、自身のキャリアの憧れであるマルセロから「あなたのゴールに投票した」と祝福のメッセージを受けたと明かした。「彼は私の最大のアイドルです。いつも尊敬していました。
ドイツ5部でプレーしていた彼にとって、マルセロからのメッセージは最高の評価だった。マルセロは「君のプレーを見るのは楽しかった。本当に上手いね」と伝えたという。プロ選手になるために奮闘し、質素な生活を送っていた3年前を思うと、この称賛は格別だ。
貧乏から大富豪へ、その物語は幕を閉じる。
ロペス・カブラルがワールドカップの個人賞の頂点に立つまでの道のりは、まるで童話だ。数シーズン前までドイツの下部リーグでプレーしていた彼が、マイアミ・スタジアムの6万5000人の前で「ゴラッソ」を記録した。
メッシ率いるアルゼンチンは決勝に進んだがスペインに敗れた。それでも大会最優秀ゴール賞がカーボベルデに贈られたことは歴史的な出来事だ。ファン投票ではエルドル・ショムロドフが2位、ウィルソン・イシドールが3位に入り、ロペス・カブラルのゴールは大会の象徴的な瞬間となった。












