コロンビア・カップで、衝撃的なスペクタクルが起きた。現王者のジュニオールFCは、自軍のリザーブチーム相手に劇的な形で敗戦。そして、バイエルンのルイス・ディアスがその場で見届けていた。
コロンビア代表としてW杯に参加した後、バイエルン所属のルイス・ディアスは現在、特別休暇の延長期間を過ごしている。もっとも、どうやらサッカーに飽きたわけではないようだ。木曜未明、ディアスは古巣同士によるカップ戦、ジュニオールFC対バランキージャFCを観戦し、そこで驚異的なスペクタクルを目撃した。
まず前提として、ジュニオールFCはバランキージャを本拠とする名門クラブで、現王者であり、ディアスの出身地でもあるコロンビアのカリブ海沿岸を代表するサッカークラブだ。一方の2部クラブ、バランキージャFCは2004年創設のジュニオールの育成組織で、つまりはリザーブチームにあたる。
コロンビアの名だたる選手たちも、この2クラブを経て国際的なトップレベルへと羽ばたいていった。たとえばカルロス・バッカ、テオフィロ・グティエレス、そしてルイス・ディアスだ。FCポルト、リバプールを経て、現在29歳の左ウイングであるディアスは、最終的に2025年に7000万ユーロでバイエルンへ加入した。
PK戦でGKが決勝弾を決める
ドイツとは異なり、コロンビアのカップ戦では、このように関係の深いチーム同士の対戦が認められている。そして抽選の結果、ジュニオールとバランキージャはいきなり今季のカップ戦1回戦で顔を合わせることになった。第1戦が2-2で終わった後、リザーブ側は長く3-2とリードしていたが、88分にルイス・ムリエルがハンドによるPKを決めて同点に追いついた。35歳の同選手は、かつてコロンビア代表でプレーし、欧州ではアタランタやセビージャなどに所属していた。
それでも、この大本命ではないチームは動じることなく、続くPK戦を劇的な形で制した。GKセバスティアン・ゲラが1本を止めた後、20歳のチームメート、ジェシド・ガルシアがパネンカで成功。最後はGKゲラ自らが決勝点を決めた。
ディアスはテレビ中継の間、何度も映し出された。熱帯の暑さのため、スタンドでは小型のハンディーファンで涼を取っていた。バランキージャでのこのスペクタクルは、故郷での休暇を締めくくるにふさわしい出来事となったようだ。8月1日にはバイエルンとともにアジアツアーへ出発する見込みとなっている。













