カニサレスがレアル・マドリー首脳陣を痛烈批判
マドリードでは、ビニシウスを巡る繊細な契約交渉への対応にクラブが苦戦する中、緊張感が一段と高まっている。世界的アイコンであり、クラブの中核でもあるこの26歳は、スペインの首都での長期的な将来を巡って、いま大きな不透明感の時期に入りつつある。契約延長交渉に進展がないことで、この状況への対応をベルナベウの首脳陣がどう扱ってきたのかについて、批判的な声が上がる余地が生まれている。『Cadena COPE』の「Tiempo de Juego」で厳しい評価を下した元レアル・マドリーおよびバレンシアのGKカニサレスは、レアル・マドリーがビニシウスを巡る構図をもはやコントロールできていないとの見方を示した。
「レアルは何をするにも遅い!」
カニサレスは、クラブは財政面と戦力面の利益を守るため、もっと早い段階で、はるかに強い姿勢を取るべきだったと主張した。現在の契約条件では、ビニシウスは来夏に移籍金なしで退団することになる。
同氏は「レアル・マドリーはあらゆることにおいて遅い。もし彼が署名済みの合意を持っていないのが事実なら、レアル・マドリーには彼を売る義務がある。選手に契約を満了させることで、1億ユーロ、あるいは1億数千万ユーロを失うわけにはいかない。私はそれが起こると思っている。許されない失政だ」と語った。
アーセナル、契約を巡る混乱に乗じる構え
マドリード側の対応が停滞する中、プレミアリーグの強豪アーセナルが、この混乱に乗じる構えを見せていると報じられている。 アーセナルはこのブラジル人選手の有力な獲得候補として浮上しており、イングランドからの報道によれば、ミケル・アルテタ監督率いるチームは、このウインガーをロンドンへ引き入れるために巨額の移籍金を支払う用意があるという。
プレミアリーグの魅力に加え、大幅な昇給があれば、現在のクラブから正当に評価されていないと感じた場合、ヴィニシウスがスペインを離れる十分な誘惑となる可能性がある。ただ、マドリードはヴィニシウスと新たな条件で契約を結ぶことに自信を示しているとも報じられている。
ヤン・ディオマンデという要素
この状況をさらに複雑にしているのが、クラブによる新戦力獲得への動きであり、具体的にはヤン・ディオマンデ加入の可能性である。一部アナリストは、この若きスターの獲得に動いていることについて、マドリーがビニシウス不在の将来に備える先手だと見ている。ただ、新指揮官ジョゼ・モウリーニョは、ブラジル代表の同選手をプロジェクトの重要な一員として維持する決意を固めていると報じられている。












