【欧州・海外サッカー ニュース】レアル・マドリーとヴィニシウスが契約延長交渉で合意できない理由。
レアル・マドリーとFWヴィニシウス・ジュニオールの契約延長交渉は、なぜ遅々として進まないのか。スペイン『アス』が、選手側の求める条件について報じている。
マドリーとヴィニシウスは、2027年まで結ぶ契約の延長交渉に1年以上にわたって取り組んできた。しかしながら現在も交渉は合意に至っておらず、ヴィニシウスが移籍する可能性も騒がれる事態となっている。
『アス』の報道によれば、マドリーとヴィニシウスの交渉は昨年、クラブ・ワールドカップ終了直後の7月の話し合いから停滞している。ヴィニシウス側は当初、年俸3000万ユーロをマドリーに要求していたが、それを2000万ユーロまで引き下げて、マドリーも提示額を引き上げた。その差額はこれまでと比べれば少なくなり、合意は間近とされていたが、両者はそれ以降、歩み寄りを見せていない。
ヴィニシウス側が求める年俸2000万ユーロ(手取り)は、前回の契約延長から実質的に500万ユーロのアップとなる。同選手は2022年に現行の契約を結んだが、同契約では5年総額で7500万ユーロを受け取る形だった。1年目の年俸は1000万ユーロで、その額は徐々に引き上げられて最終的に1800万ユーロまで到達……加えて、2024年にFIFAの世界最優秀選手賞を受賞して以降は、1シーズンあたり200万ユーロの追加支払いもあった。
ヴィニシウス側が今回の契約延長で求める額は、現行契約の平均値からすれば500万ユーロのアップではあるが、年俸以外にも希望する条件がある。FWキリアン・エンバペがパリ・サンジェルマンからフリーでマドリーに加入した際、マドリーは移籍ボーナスを支払うことにしたが、ヴィニシウス側は契約が残り1年で終わる状況で契約延長ボーナスを要求。さらにクラブと選手で50%ずつの分配比率になっている選手の肖像権収入について、ほぼ100%を求めている。
肖像権収入についても、エンバペはほぼ100%の収入を確保しており(『アス』によればマドリーはそうしなければ年俸を賄い切ることができなかった)、ヴィニシウス側はそれに倣った要求を行っている。なおヴィニシウスはApple、Nike、Boss、Pepsi、Rexona、Gatoradeなど18もの国際企業と契約を結んでおり、肖像権をクラブと折半ではなく、ほぼ独占できれば莫大な収入を手にすることができる。
なおヴィニシウスは3日にプレシーズンに取り組んでいるマドリーに合流。まもなくクラブ首脳陣と、契約延長に関する新たな話し合いを行う見通しだ。アーセナル移籍の可能性も報じられる同選手とマドリーは、果たして契約延長を結ぶのか、それとも……。












