リヴァプール、ガクポの去就を巡って強硬姿勢崩さず
リヴァプールは、この夏にガクポの退団を認める意向はない。トッテナムからの関心が高まっているものの、その方針に変わりはないと、talkSPORTが報じている。27歳のFWは、スパーズの陣容を積極的に刷新し続けようとしているロベルト・デ・ゼルビにとって、最優先ターゲットとして浮上している。しかし、リヴァプールはオランダ代表がイラオラ体制でも引き続き計画の中核を担う存在であることを明確にしている。契約は2030年まで残っており、リヴァプールは交渉で有利な立場にあるうえ、攻撃陣の経験豊富な一員を失う考えはほとんどない。
報道では、スパーズがリヴァプールの意思を試すべく巨額のオファーを準備しているとされ、ガクポに対しては7000万ポンド前後を要求する可能性が高いと伝えられていた。この金額はPSVアイントホーフェンに支払った当初の移籍金を大きく上回る利益を意味するものの、現時点でアンフィールドでは目先の金銭的利益よりスポーツ面のプロジェクトが優先されている。
デ・ゼルビ体制下でトッテナムの大型補強が続く
トッテナムがガクポに関心を示しているのは、ノースロンドンで前例のない夏の大型投資が進む中でのことだ。デ・ゼルビ監督のチームはプレミアリーグの移籍市場で最も積極的に動いており、わずか数週間のうちにクラブの移籍金記録を2度更新した。最初の大型補強はマテウス・フェルナンデスで、ウェストハムから8500万ポンドで加入。しかしその後まもなく、サンドロ・トナーリの1億ポンドという衝撃的な獲得によって、その話題性を上回られた。
イタリア人指揮官は、陣容にさらなる攻撃力を加えたい考えを公然と口にしており、最近も重要な新戦力がさらに加わる可能性を示唆してサポーターを期待させていた。デ・ゼルビ監督は以前、スパーズの移籍市場での補強はまだ「60%」しか完了していないと語っている。
負傷者続出がリヴァプールの方針を左右する
リヴァプールがガクポの売却を拒否している主な理由の一つは、現在のスカッド事情にある。リヴァプールは、ウーゴ・エキティケの重傷を受け、前線の人選で大きな悩みを抱えている。主力ストライカーは長期にわたるアキレス腱の負傷からの回復を続けており、戦列復帰は2026年初頭までずれ込む見通しだ。このためイラオラは選択肢が限られており、最前線を務めることも両ウイングでプレーすることもできるガクポの存在価値は極めて大きい。
リヴァプールはパリ・サンジェルマンのウインガー、ブラッドリー・バルコラの獲得に向けて動いていると報じられているものの、他のサイドの選択肢にはトップレベルでの経験が不足している。実績ある選手たちを除けば、現在のスカッドには17歳のリオ・ングモハと新戦力のビクトル・ムニョスがいる。2025年にクラブでプレミアリーグ優勝を経験したガクポは、イラオラにとって失うわけにはいかない安定感をもたらす存在だ。昨季は全公式戦で52試合に出場し、アレクサンデル・イサクとエキティケの穴を埋める役割をたびたび求められたシーズンの中で、9ゴール6アシストを記録した。
トッテナム、代替ターゲットへ方針転換
ガクポ獲得の可能性がますます低くなる中、トッテナムはデ・ゼルビの要求を満たすため、その他にも複数の注目度の高いアタッカーの獲得を探っている。マンチェスター・シティの2選手、サビーニョとオマル・マルムーシュには、ともにトッテナム・ホットスパー・スタジアム移籍の可能性が取り沙汰されているほか、マンチェスター・ユナイテッドのマーカス・ラッシュフォードについても、衝撃的な同一都市内での移籍に絡んで名前が挙がっている。クラブ幹部は、総額6000万ポンドに達する可能性のあるサビーニョ獲得交渉を進めているとみられる。新たなFW補強の緊急性は、デ・ゼルビがメディアに対し、期限までにさらなる移籍「ボンバ」を準備していると語ったことで一段と高まった。












