マンチーニが驚きの復帰へ
イタリアサッカー連盟(FIGC)は、4月のジェンナーロ・ガットゥーゾ監督辞任を受け、マンチーニ氏のイタリア代表監督復帰で合意に達した。複数の本命候補との交渉が行き詰まった末に下された決定だ。マンチーニ氏の就任はFIGCの公式SNS投稿で確認されており、『Sky Italia』によると、水曜日に正式なお披露目が行われるという。先月、カタールのアル・サッドを離れたマンチーニ氏は、サウジアラビアでの前回の任期を経て、再びイタリア代表を率いる準備が整っている。
連盟が内部混乱に直面
指揮官探しは、FIGC会長ジョバンニ・マラゴが土壇場でピルロの就任を劇的に阻止したことで、内部の混乱に陥った。この方針転換は、ピルロがロシアのベッティング会社でアンバサダーを務めていたことが引き金となった。この突然の却下は連盟首脳部にも即座に影響を及ぼし、テクニカルディレクターのパオロ・マルディーニとアドバイザーのレオナルドが、就任からわずか16日でそろって辞任した。
マラゴ会長は火曜日、報道陣に対応した際にマンチーニへ方針転換した理由を説明し、さらにレスター・シティの伝説的な元指揮官クラウディオ・ラニエリがテクニカルディレクターとして加わることも認めた。同会長は「時間がなくなってきており、監督にふさわしい人物はロベルト・マンチーニだと考えた。彼は考え得る限り最高の選択だ。テクニカルディレクターの役職は、他の役職と混同してはならないが、なくなったわけではない。だからこそ、クラブ・イタリア会長に別の人物も就任可能にする定款改正を承認した。ロベルト・マンチーニを監督に選ぶという判断を共有してくれる人物が必要で、その人物がクラウディオ・ラニエリだ。彼は数分前にそのコミットメントに署名した」と語った。
グアルディオラとの交渉決裂
連盟は昨季限りでマンチェスター・シティを退団し、フリーとなっているペップ・グアルディオラ氏との野心的な交渉を進めていた。しかし、スペイン人指揮官が年間1700万ポンドという破格の報酬を要求したため、交渉は決裂した。これを受けてFIGCはマンチーニ氏へと照準を切り替え、同氏はW杯出場を3大会連続で逃して動揺するチームを引き継ぐ見通しとなっている。
次に何が起こるのか。
マンチーニは、9月25日のネーションズリーグ、ベルギー戦で迎える自身2度目の初陣を前に、チーム再編の任務を託される。 最大の課題は、2026年ワールドカップ予選プレーオフでのボスニア・ヘルツェゴビナとのPK戦による悔しい敗戦を受けて脆くなったチームのメンタルを立て直すことだ。セリエAで3度の優勝、さらにプレミアリーグ制覇の実績を持つマンチーニは、連盟の混乱が続く中で即座に安定をもたらす存在として期待されている。












