ミュンヘンでの新たな章
『Daily Mail』によると、マシューは1860ミュンヘンと1年契約を正式に結んだ。今回の移籍は、この若手選手が同クラブのトライアルに参加した後に実現したもので、そこで首脳陣に十分な印象を残し、新シーズンに向けたチームの正式な一員の座を勝ち取った。スイス生まれのコリンズは、ブンデスリーガのハノーファー96の下部組織で過ごした経験があり、ドイツのサッカー界に不慣れではない。プロとしての地位確立を目指す中で、ミュンヘンにたどり着くまでの道のりは各地を渡り歩くものとなっており、中欧のさまざまなリーグを経験してきた。ハノーファーでの在籍後は、オーストリア1部のWSGティロルへ移籍し、その後昨夏に2部のアウストリア・ザルツブルクへと移った。
1860ミュンヘンへの移籍は、クラブがドイツのリーグ構造で4部に位置しているとはいえ、大きな一歩を意味する。ドイツサッカーの強豪として知られ、ブンデスリーガ創設メンバーでもあるこの歴史あるクラブは、昨季に3.リーガから降格。ただし、その理由は必ずしもピッチ上でのパフォーマンスではなく、新シーズンに必要なライセンスを取得できなかったためだった。
家族の支えとプロとしての野心
マシューがピッチ上でのキャリアに集中する一方、その家族背景は依然として大きな世間の関心を集めている。父はジェネシスの伝説的な元ドラマー兼リードシンガーで、マシューのスポーツ面での大志を常に支えてきた。75歳の音楽界のアイコンは、つい最近では11月にもマシューの試合を観戦する姿が目撃されている。Netflixのヒットシリーズ『エミリー、パリへ行く』で知られる異母姉のリリー・コリンズも、この移籍への支持を表明した。
「マットは音楽も好きだが、それ以上にフットボールを愛している」とフィルは数年前に語っていた。「彼は自分がプロになると確信している。先日も『あと5年したら僕はいなくなる』と言っていた。ブンデスリーガやフランスリーグなど、あらゆるものにも目を向けている」。こうした戦術面や世界的な側面にまで及ぶ強いこだわりは、マシューがドイツの下部リーグを渡り歩くために必要な精神的強さを備えていることを示唆している。
1860ミュンヘンの歴史的重み
マシューは、重い歴史を背負うクラブに加わる。1860ミュンヘンは1966年のドイツ王者であり、1942年と1964年にはドイツカップを制している。現在は4部に所属しているものの、今なお国内有数のサポーターを抱えるクラブであり、しばしば1部のチームに匹敵する観客を集めている。
このMFの加入は、ライセンス関連の降格を受けてチームが移行期にある中で実現した。レギオナルリーガを勝ち抜くのは非常に難しく、昇格枠は限られている一方で、野心的なクラブは数多い。しかし、すでにハノーファーの育成組織や、競争の激しいオーストリアサッカーを経験している選手にとって、ミュンヘンでの挑戦はなじみのある環境と言える。
ハリー・ケインとの衝突の可能性?
興味深いことに、4部でプレーしているにもかかわらず、コリンズは依然として世界屈指のスター選手たちと同じピッチに立つ可能性がある。DFBポカール(ドイツ杯)の大会方式により、1860ミュンヘンが熾烈な地元のライバルであるバイエルン・ミュンヘンと対戦する組み合わせになる数学上の可能性が残されているためだ。そのような組み合わせになれば、注目の「ミュンヘン・ダービー」が実現し、マシューがイングランド主将ハリー・ケインと対戦する可能性もある。












