チャンピオンズリーグとワールドカップでの活躍がバロンドール投票に影響する
どのシーズンにおいても、最も権威ある団体タイトルを勝ち取った者たちは、バロンドール投票で上位に名を連ねる傾向がある。チャンピオンズリーグ制覇の重みは大きく、ワールドカップイヤーには、スポーツ界最大の舞台を照らした者たちが主役となることが多い。
パリ・サンジェルマンは2025-26シーズンに再び欧州サッカーを制し、ウスマン・デンベレをバロンドール連続受賞争いへと押し上げた。一方でキリアン・エンバペは記録を塗り替え、この夏のFIFA最大の大会で同大会史上最多得点者となった。
記録破りのケイン、エムバペらを上回る評価を獲得
フランスが再び世界タイトル獲得に失敗したことで、同国の主力選手の多くはバロンドール候補から後退したとみられている。そこにはミカエル・オリーズをめぐって大きな議論が巻き起こっていたことも含まれており、その結果、大会前の本命とされたケインはランキングを再び上げた。
昨季はチャンピオンズリーグ制覇の祝賀を逃し、イングランドも2026年ワールドカップで3位に終わったが、バイエルンでは再びブンデスリーガ優勝を果たす中で61ゴールを荒稼ぎした。また、自国代表のキャプテンであり、同代表史上最多得点者でもある彼は、イングランド代表にとって今なお象徴的な存在であり続けている。
ケインは2026年のバロンドール受賞の最有力候補なのか?
33歳となった元トッテナムのストライカーは、個の圧倒的な輝きと揺るぎない安定感という点で基準を打ち立ててきた。そうした中で、リオネル・メッシやクリスティアーノ・ロナウドらに続き、バロンドール受賞者となるのだろうか。
その質問を受けた元イングランド代表でトッテナムでもプレーしたウインガーのワドルは、BetBrainとの提携のもとで、GOALにこう語った。「受賞に値すると言える選手はたくさんいる。ただ、バロンドールを獲るにはタイトルを勝ち取らなければならないというのは、私には本当に奇妙に映る。
「フットボールはチームスポーツだ。個人のものではない。それはチームとはまったく別の話だ。だからパリ・サンジェルマンがチャンピオンズリーグに勝てば、突然PSGの選手たちが前面に押し出される。
「ハリーについて言えば、個人として見て『彼は良いチームでプレーし、チャンピオンズリーグにも出場し、準決勝まで進んでパリに敗れた』となる。イングランドはワールドカップで優勝していないし、それが彼のチャンスを損なうだろう。
「選手は個人として何をしたかで評価されるべきだ。勝ったチームにいる必要はない。それは11人のものだ。11人全員がバロンドールを受け取るわけではなく、受け取るのは1人だ。カップ戦で優勝していない、ワールドカップで優勝していない、チャンピオンズリーグで優勝していない、だから候補から外れる。そういう理屈が私には分からない。本当に理解できない。
「申し訳ないが、選手はシーズンを通して判断されるべきだ。そしてハリー・ケインはバイエルン・ミュンヘンとイングランドで驚異的なシーズンを送った。なぜ彼が受賞しないのか。それはタイトルを獲っていないからだろう。だがそれはチームの成果であって、バロンドールのような個人のものではない。私には理解できない。
「今度はスペイン人が出てきて、ヤマルが受賞するのか? バルセロナでまずまずのシーズンを送り、リーグを制し、彼らはワールドカップにも勝った。だが正直に言って、彼はワールドカップでそこまで良いプレーをしていなかったし、負傷も多かった。
「それでもスペインがワールドカップで優勝したから、そういう選手たちが突然前に出てくる。そういうことではない。バロンドールは常に、そのシーズンで最高の選手に与えられるべきだ。私から見れば、ハリー・ケインがそれを掲げるべきだ」
最後にバロンドールを受賞したイングランド人は誰か?
ケインはこれまでバロンドール投票で10位より上で終えたことが一度もなく、その順位に達したのは過去3回(2017年、2018年、2024年)だけだった。2025年は13位にとどまったが、この12カ月で再びパフォーマンスを引き上げている。
同選手は、2001年のマイケル・オーウェン以来となるイングランド人初のゴールデンボール受賞を目指している。ブックメーカーでは今回の最有力候補と見なされているが、ヤマルやロドリらがすぐ背後に迫っている。












