ツォリス、エミレーツでの挑戦へ準備万端
アーセナルの今夏の補強では、すでに3400万ポンドの移籍金でツォリスが加入しており、24歳の同選手は左ウイングの主力になれることを証明する決意を示している。ビニシウス・ジュニオールの獲得に向けた英国史上最高額となる可能性のある移籍をめぐって大きな憶測が飛び交う中でも、ツォリスはアルテタ監督の下で自身の成長だけに集中している。
さらなる競争相手が加わる可能性について問われたツォリスは、記者団に対して次のように語った。「もちろん、選手として自信はある。だから将来や、このポジションでクラブがどうするかは考えていない。考えているのは、どうすれば成長できるか、そしてできるだけ早くクラブになじめるかということだ。というのも、シーズンの初めからチームと直接トレーニングできて、親善試合に出場し、その後に公式戦へ入っていくチャンスがあるからだ。
「最初からすぐにプレーできるチャンスでもあるし、その上で自分の特長やチームにもたらせるものを示せるかどうかは自分次第だ。次の試合でそれを示せるとかなり自信を持っている」
アルテタ、ヴィニシウス獲得へクラブ史上最高額の移籍を画策か
ツォリスがピッチ上で自身の価値を示す一方で、アーセナルはプレミアリーグの移籍記録を塗り替える可能性がある取引に向けて動いていると報じられている。アルテタはビニシウス獲得に個人的な関心を寄せているとされ、自身のビジョンを伝えるためにブラジル代表と直接会談を行ったという。報道によれば、レアル・マドリーはこのウインガーに対し、記録的な1億5000万ユーロの値札を設定している。
この関心の背景には、ベルナベウでの契約を巡る膠着状態があるとされ、レアル・マドリーは26歳の同選手を契約期間の後半に減額された移籍金で失うリスクを負うより、今のうちに売却に踏み切る構えだという。アルテタはこの関連について問われた際、明言を避けているものの、クラブが依然として市場で動いていることは認めている。
ギリシャ代表にとって夢のようなスタート
ツォリスはアーセナルでいきなり存在感を示し、ジローナに4-1で勝利した一戦でデビュー戦ゴールを決めた。試合後、アルテタは新たに加入したギリシャ人選手について、トップチームの環境に違和感なく溶け込み、すでにチームメートとも強い結びつきを築いていると称賛した。
「彼にはとても満足している。まず何より、クラブやチームへの適応の仕方が素晴らしい」と、アルテタはクラブ公式サイトに語った。「彼がチームの選手たちとすでに築いているつながりもそうだ。きっとあなたたちはこの選手を好きになると思う。とても縦に速い選手だ。常にゴールを見据えている。連係面でも本当に優れていると思う。
「多くの面でレオ[トロサール]と似ている。できることや、使えるスペースの部分でもね。そして彼の仕事への姿勢もある。強いハングリー精神を持ってやってきた選手で、自分を証明したいと思っている。彼にとってこれは夢であり、我々はその助けをするためにここにいる」
最高レベルでの成功への渇望
ツォリスにとってアーセナルへの移籍は、ノリッジ・シティでの前回の在籍期間を経て、イングランド1部で再び輝くためのセカンドチャンスとなる。2021年にはガナーズ戦でプレミアリーグデビューも果たしている。このウインガーは、待ち受ける課題の大きさを十分に理解している一方で、自身のポテンシャルを最大限に引き出すにはこれ以上ない場所だと信じている。
「世界最高峰の一つであるこのレベルのチームの一員になれるのは、素晴らしい機会だ。ここに来られてとても幸せだし、さらに成長したいという思いも強くなっている」とツォリスは説明した。「成長し、最高レベルに到達するために、自分は正しいクラブに来たと思っている。本当にこのチャンスをうれしく思っているし、それをつかみ取りたい」
最後にこう締めくくった。「今はプレミアリーグで戦う準備がより整ったと感じている。ノリッジの後の決断は正しかったと思う。自分を成長させることができたし、大きく改善できた。ノリッジにいた頃と同じ選手ではない。身体面でもメンタル面でもそれを感じている。今こそ、自分がプレミアリーグでプレーする準備ができていて、その力があることを示す時だ」












