アモリムは就任会見の時点から明確だった。「彼は残る。1対1を仕掛けられる選手が必要だ」
2000年代以降で初めて、ミランは8月3日時点で一人も放出を行っていない(フュルクルクは、500万ユーロの買い取りオプションをウェストハムが失効させたため、ウェストハムに戻った)。一方では、新しい首脳陣がこうした力学にあまり慣れていないことによる難しさがあり、他方では、昨季のレンタル移籍から戻ってきた何人かの選手を間近で見極めたいと望んだのが、まさにアモリム本人だった。チュクウェゼのケースはその最たる例だ。ミランは、フルアムが2400万ユーロでの獲得に進まない選択をしたことを前にしても取り乱さなかった。というのも、ナイジェリア代表のこの選手は、その技術的特徴の面で、まさにポルトガル人指揮官に高く評価されているからだ。合宿初日からアモリムは、4人の中盤の右ワイドにチュクを配置した。この役割は、ビジャレアルでの充実した時期を大いに思い起こさせるもので、右から入りながら中央へ絞って攻撃的MFのエリアで混乱を生み出していた。
アモリムの判決
アモリムは、カルディナーレ同席の就任記者会見で、チュクウェゼを巡る状況についてかなり断定的にこう語った。 「チュクウは我々のもとに残る。 我々には、文字通り1対1を仕掛けられる選手が必要だ。サーレマーケルスは左でも右でもプレーできる。チセとコモットは我々とともにプレシーズンをスタートするが、その後何が起こるかは本当に分からない。だが、選手がどこから来たかはあまり重要ではない。良いプレーをし、指導を吸収し、その時点で不足を埋める特長を持っているなら、我々はチーム内に居場所を見つける。外に目を向ける前に、まずは自分たちの内側をしっかり見たい。そしてプレシーズンの終わりに、予算に細心の注意を払いながら、何が起きたのかを見ていくことになる。
チュクウェゼには本当に素晴らしい資質があり、我々のチームにふさわしい選手だと思っているし、異なるシステムで戦うための選択肢も与えてくれる」
フラムではどうだったのか
サッカーにおいて数字は第一印象を与えるものだが、その後は文脈に照らして評価されるべきだ。チュクウェゼはプレミアリーグで23試合に出場し(イングランド国内カップ戦を含めると公式戦通算26試合)、3ゴール4アシストを記録した。その一方で、マンチェスター・シティ戦のように非常に高いレベルのパフォーマンスを見せた試合もあり、試合後にはあのペップ・グアルディオラから称賛の言葉も送られていた。
フラムでのチュクウェゼのパフォーマンスは良好だった。彼のスピードと対人勝負の強さは、マルコ・シウバの攻撃陣においてしばしば予測不能なオプションとなった。とりわけ試合途中から投入された場面でだ。そして、そうした特長からアモリムは自身の3-4-2-1において彼を非常に有効な存在と見ている。チュクウェゼはミラノでの非常に失望の大きかった2シーズンを経て自信を取り戻し、今はリベンジを望んでいる。右サイドではアテカメとポジションを争うことになり、サーレマーケルスは主に左サイドでプレーすることになる。












