シメオネ、守備陣強化に照準
アトレティコはロメロ獲得に向けて本格的に動いている。ロメロは、ディエゴ・シメオネ監督が以前から高く評価してきた選手だ。『Marca』によると、クラブ首脳陣は現在、トッテナムに対して3000万ユーロ前後の最初のオファーを準備しており、ここ数回の移籍市場で追い続けてきた選手の獲得実現を目指している。
現在のメトロポリターノでは、財政的な安定を維持するために「1人獲得なら1人放出」という方針が必要となっている。ルッジェーリのアストン・ビラ移籍とナウエル・モリーナのローマ移籍の可能性は、正式な補強を完了させる前の不可欠なステップとみなされている。これらの売却は移籍金に必要な資金を確保するだけでなく、給与総額も大幅に圧縮し、アトレティコがロメロの高額な年俸を受け入れられるようにする。
ロメロを巡るインテルとの争奪戦
アトレティコが獲得に動いている一方で、この注目のセンターバックを巡る争奪戦には同クラブだけが参加しているわけではない。インテルはすでに、移籍金3500万ユーロに加え、成績連動の変動条項としてさらに500万ユーロを上乗せする具体的なオファーを提示し、関心を示している。これにより、ノースロンドンのクラブに提示された初期条件の金銭面では、イタリア王者がわずかにリードしている。しかし、この争奪戦においてアトレティコは大きな優位性を持っている。選手本人の希望だ。ロメロは、プレミアリーグ移籍前にアタランタとジェノアで活躍したセリエA復帰よりも、スペインの首都への移籍を優先していることを明確にしたと報じられている。
シメオネ監督の下でプレーできる魅力は、アルゼンチン代表にとって今なお大きな原動力となっている。選手に近い関係者によれば、ロメロは同胞の指揮官と仕事をしたいという希望を隠したことが一度もなく、昨季のチャンピオンズリーグでの対戦時にもその思いを口にしていたという。スペイン移籍の可能性を後押しするため、ロメロは2029年までとなっているトッテナムとの最近の契約延長の際に、スペインのビッグクラブからオファーが届いた場合に移籍を容易にすることを意図した特定の条項を盛り込んだと伝えられている。
トッテナム、適正な価格での交渉に前向き
トッテナムは今夏、これまで以上に交渉に応じる姿勢を見せているようだ。これまでは5500万ユーロを超える移籍金を求めていたが、現在は4000万ユーロ前後からのオファーに応じる用意があるとみられている。この評価額の変化を受け、アトレティコのスポーツディレクター、マテウ・アレマニーはこの移籍に向けた決定的なロードマップの策定に着手している。
交渉プロセスは繊細なものになると見込まれる。というのも、トッテナムはタフな交渉相手として知られているからだ。しかし、選手サイドからの圧力とインテル、アトレティコの競争が、タイムラインを早める可能性もある。
アレマニーがロメロ獲得へ向けた最後の追い込みを主導
アレマニーは現在、ロメロへの正式オファーにつながる放出案件の最終的な詳細を取りまとめている。クラブはDFホセ・マリア・ヒメネスのサイクルが終わりに近づいている可能性があると考えており、そのためトップクラスの後継者獲得の重要性は一段と高まっている。ロメロは刷新される最終ラインを率いる理想的な存在と見なされており、シメオネがセンターバックに求めるアグレッシブさ、リーダーシップ、そして足元の技術を兼ね備えている。モリーナとルッジェーリの売却が最終段階に入りつつある今後数日間は極めて重要となる。これにより、アレマニーがトッテナムに正式な提案を提示するための財政的なゴーサインが出ることになる。












