ジョゼ・モウリーニョは、ビニシウス・ジュニオールのアーセナルへの今夏移籍に協力するつもりはないという。『テレグラフ』がそう報じている。レアル・マドリーに復帰した指揮官は、主力選手たちをいかなる条件でも手放したくないとクラブ首脳陣に明確に伝えている。
26歳のブラジル代表に対するアーセナルの関心は本格的なものだが、両クラブは現時点で移籍の可能性を巡る交渉を行っていない。ビニシウスはエミレーツ・スタジアムで左ウイングの理想的な本命候補と見なされており、ミケル・アルテタ監督はそのポジションに長年、新たなスターを求めてきた。
ビニシウスの契約状況はマドリーに不透明感をもたらしている。現行契約は2027年夏までとなっており、延長交渉はこれまでのところほとんど進展していない。そのため、合意に至らなければ、1年後にフリーで退団される事態を避けるべく、レアルは売却を検討しなければならなくなる。
アーセナルにとって、ビニシウスの獲得は前例のない大仕事となる。ウイングのアタッカーはレアル・マドリーでチャンピオンズリーグを2度制し、直近5シーズンはいずれも全公式戦で20得点以上を記録している。
ただし、この移籍にはアーセナルにとって極めて大きな財政的障害が伴う。ビニシウスの週給は約47万ユーロと報じられており、実現すれば即座にアーセナルの最高給選手となる。一方で、ロンドンのクラブはデクラン・ライスとアルテタとの新契約締結も望んでいる。
アーセナルはこの夏、クラブ・ブルージュからクリストス・ツォリスを4000万ユーロで獲得し、フリーのGKイラン・メスリエも確保した。しかし、イングランド王者はモーガン・ロジャーズの獲得を逃しており、同選手は土壇場でチェルシー行きを選択。さらに、レアンドロ・トロサールはすでにベシクタシュへ移籍しており、さらなる売却が必要と考えられている。
ビニシウス加入の可能性が現実味を帯びれば、アーセナルは移籍戦略全体の見直しを迫られ、ブルーノ・ギマランイス(ニューカッスル・ユナイテッド)やエズリ・コンサ(アストン・ビラ)といった他のターゲットを断念しなければならない可能性が高い。












