どうしたのですか
ブラジル代表のスター、ヴィニシウス・ジュニオールは、レアル・マドリードとの契約更新交渉が難航し続けるなか、セルヒオ・ラモスのクラブでのキャリアに幕を下ろした悲劇的なシナリオを繰り返すことになるとの露骨な警告に直面している。イングランドのアーセナルは彼の獲得に本格的な関心を示しており、莫大な投資によって世界最高年俸の一人にしようとしている。一方、専門家たちは、引き延ばし戦術が、自らに歯向かう者を決して許さない会長フロレンティーノ・ペレスを激怒させかねないと警告している。
スペインのラジオ局「カデナ・セール」の番組「エル・ラルゲロ」でジャーナリストのアリツ・ガビロンド氏が明らかにしたところによると、ヴィニシウスは、レアル・マドリードと会長がかねてより嫌ってきた交渉戦術を取ることで「計算を誤っている」という。同氏は、こうした状況でペレスに歯向かうことは「きわめて複雑な事態だ」と警告し、更新交渉が決裂した後に突如として去ったラモスのケースを引き合いに出した。
レアル・マドリードはヴィニシウスに契約更新のオファーを提示したものの、ブラジル人選手は、まだ有望なタレントに過ぎなかった自分を信じてくれたクラブに残るのか、それともこの夏に環境の変化を求めるのか、いまだに確信を持てていない。一方で、イギリスの主要メディアは、アーセナルが彼をトップチームのスターにするために巨額の投資をする用意があると伝えている。
ガビロンド氏は断固とした口調でこう語った。「両者が更新を望むなら、合意書にサインすれば話は終わりだ。だが、別のゲームをしている者がいる。率直に言って、この話の経緯を振り返れば、サウジアラビアの件を思い出してほしい。そして今、突然アーセナルが現れた」。同氏は、いずれかの一方が交渉で駆け引きを仕掛けていると指摘した。
ジャーナリストはさらにこう付け加えた。「これはレアル・マドリード、とりわけその会長がかねてより嫌ってきた戦術だ。例えば、セルヒオ・ラモスのケースやその他多くのケースを思い出す。こうした状況でフロレンティーノ・ペレスに歯向かうのは、きわめて複雑な事態だ」。ブラジル人スターに繰り返されかねない重大な前例を明確に示す発言だ。
ラモスのケースでは、このスペイン人センターバックは1年間というレアル・マドリードのオファーではなく2年契約での更新を求めて圧力をかけたが、考えを改めてクラブのオファーを理解したときにはすでに手遅れだった。ペレスは更新オファーを撤回し、結局この守備のレジェンドは2021年に突如として去ることになった。
ガビロンド氏は、この問題は金銭やキリアン・エムバペの給与との比較に関わるものではないと強調し、こう述べた。「金銭の問題でも、エムバペと比べて彼がどれだけの価値に見合うかという問題でも、その類のものでも一切ない。問題は、彼がレアル・マドリードでプレーしたいかどうかにある。そしてそうではない。だから私には、決定権はレアル・マドリードよりもヴィニシウスの側にあるように思える」。












