レアル・マドリーは、アーセナルがオファンスの主力ビニシウス・ジュニオールの獲得に向けて提示するとされる記録的オファーに対し、どうやら動きを見せているようだ。
Skyによると、レアル・マドリーはこのブラジル人選手とその代理人に対し、対案を提示したという。明確な狙いは、2027年に満了するヴィニシウスの契約を延長することだ。
レアルはアーセナルからのアプローチを把握しており、今回の最新オファーによってついにヴィニシウスと合意に達したいと考えているという。交渉はすでに1年以上にわたって続いているが、その間には何度も一時停止していた。当初、レアル首脳陣の見方では、ヴィニシウスは給与面で明らかに高額を求めすぎており、伝えられるところでは少なくともチームメートのキリアン・エムバペと同等の額を望んでいた。
ここについては、ヴィニシウスもどうやら途中で譲歩し、当初の給与要求を取り下げたようだが、そのためSkyは春の時点で、契約延長の合意が近づいていると報じていた。しかし、それから数か月が経過した今も、まだ実現には至っていない。
アーセナルはレアル・マドリーでのヴィニシウスの状況を利用するのか?
アーセナルは現在、そこにつけ込もうとしているようだ。少し前にはTelegraphが、イングランド王者が記録的なオファーでヴィニシウスを誘っていると報じていた。26歳のヴィニシウスは、実現すればロンドンでこれまでのアーセナルのどの選手よりも高額の給与を受け取ることになるという。さらにThe Athleticも、ガナーズがレアルのスーパースターの一人に関心を示していると伝えていた。
それだけに、レアルがヴィニシウスの早期決断を求めるのは当然だ。というのも、マドリーとしてはブラジル代表を来年フリーで手放すリスクを絶対に負いたくないからだ。もしヴィニシウスが近いうちにベルナベウでの契約延長を断つ決断を下すようであれば、今夏のうちに売却される可能性はますます高まることになる。
ヴィニシウス・ジュニオールとジョゼ・モウリーニョの間にある因縁の前史
注目すべきは、2018年にフラメンゴからマドリーへ移籍したヴィニシウスと、レアルの新監督ジョゼ・モウリーニョの間には、周知の通り因縁があるという点だ。2月にモウリーニョの当時のクラブであるベンフィカとのチャンピオンズリーグの試合で起きた、ジャンルカ・プレスティアンニとヴィニ・ジュニオールをめぐる人種差別騒動の中で、このアタッカーとポルトガル人指揮官は衝突していた。「ああいうゴールを決めたなら、敬意を持った形で祝うべきだ」と、モウリーニョは試合後、1-0の決勝点を決めた際のヴィニシウスの大げさなセレブレーションを批判。さらに、レアルのスターが繰り返し人種差別的中傷の被害を受けることについても一因があるとし、「何かがおかしい。なぜなら、これはすべてのスタジアムで起きているからだ。ヴィニシウスがプレーするすべてのスタジアムで、何かが起きる。いつもだ」と語っていた。
ヴィニシウスがこれを忘れていないのは間違いないだろう。一方のモウリーニョの考えは非常に明確だという。Telegraphによれば、レアルの新旧の指揮官であるモウリーニョは、このブラジル人の退団を何としても阻止したい考えだという。モウリーニョは、長年にわたってレアルの最重要戦力の一人であるヴィニシウスを完全に戦力として計算している。昨季は全公式戦53試合に出場し、22得点14アシストを記録した。












