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[ダラス(米テキサス州) 21日 ロイター] - サッカーのワールドカップ(W杯)の出場国数が今後64チームに拡大される案を巡って議論が再燃しているが、実現すれば予選の魅力が低下し、国際サッカー連盟(FIFA)への依存度が増す可能性がある。
FIFAのジャンニ・インファンティノ会長は、今夏開催された北中米3カ国大会中、スイスのテレビ局ブルー・スポーツに拡大案について言及。「W杯を開催するのであれば、欧州や南米だけでなく、実質的に全世界のために行うことが重要だと思う」とし、今後協議すると述べた。
大会規模が拡大すれば、日程、選手の疲労、物流、ファンの負担など各方面に影響が及ぶことになるが、各大陸連盟にとっては予選の魅力低下が大きな問題となり得る。大多数の強豪国にとって大陸予選の突破が容易になるため予選の商業的価値が低下し、それに伴い、放映権収入も低下する可能性がある。
その場合、世界6つの大陸連盟はFIFAの分配金に依存せざるを得なくなる。結果的に、FIFAが財政面での影響力をさらに強めることになり、その権力も今以上に同連盟に集中する可能性がある。
また、大会ホスト国にとっても負担増は確実だ。64チームを1国で受け入れる場合、スタジアムやトレーニング施設建設を筆頭に、宿泊施設や大会ボランティアの確保、輸送システムなどを含め、W杯開催には極めて難しい課題を背負うことになる。観光産業が未発達の国であれば、そのインフラには多大な負担がかかると予想される。
欧州サッカー連盟(UEFA)のアレクサンデル・チェフェリン会長は昨年、拡大案を支持しないとコメント。アジア・サッカー連盟(AFC)のサルマン会長も昨年に反対の意向を示している。












