[30日 ロイター] - 米アマゾン・ドット・コム<AMZN.O>が30日発表した第2・四半期決算は、クラウドコンピューティング部門「アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)」の売上高の伸びが市場予想を上回った。企業による人工知能(AI)関連支出の拡大が追い風となった。同時に年間設備投資の見通しも引き上げ、AIサービスへの需要が大規模なインフラ投資を正当化するのに十分なほど強いことを示唆した。
同社株は引け後の時間外取引で一時9%超上昇。その後は約8%高となっている。
AWSの売上高は前年同期比37%増の422億ドル。LSEG集計によるアナリスト予想の伸び率は31.21%増だった。
アンディ・ジャシー最高経営責任者(CEO)は声明で「AWSは急成長している」と述べ、同部門にとって過去18四半期で最も高い伸び率だったと指摘。「AIおよびチップ事業はそれぞれ、ランレートが250億ドルを超えた」と述べた。
同氏は今年の設備投資額が従来予想から10%増の2200億ドルに達する見通しも示し、増加の主因はメモリー半導体の購入コストだと説明した。
投資家向け電話会議で「その金額でも、2026年の全ての需要を満たすには能力が不足する」とし、「この状況は27年も続くとみている」と語った。
フリーキャッシュフロー(FCF)は第2・四半期に大幅なマイナスに転じた。直近12カ月ベースで76億ドルのキャッシュを消費した。前年同期のFCFは182億ドルのプラスだった。
マイクロソフト<MSFT.O>やアルファベット<GOOGL.O>、メタ・プラットフォームズ<META.O>など他のハイテク大手も、支出拡大に伴いFCFの大幅な減少を報告している。
それでも、アマゾンの好調な業績は、市場予想を大きく上回るクラウド売上高を発表した競合のマイクロソフトとアルファベットの堅調な業績と一致している。
シノバス・トラストのポートフォリオマネジャー、ダン・モーガン氏は「AWSのシェア低下が懸念されていたが、その不安は払拭された」とし、「AWSの首位が維持されていることを示すさらなる証拠だ。AIという上げ潮が全ての船を押し上げている」と述べた。
全体の売上高は約20%増の2006億ドルで、市場予想の1964億7000万ドルを上回った。












