Michael Martina
[マニラ 22日 ロイター] - ルビオ米国務長官は22日、東南アジア諸国連合(ASEAN)関連会合出席のため訪れたマニラで中国の王毅外相と会談、9月に予定される習近平国家主席の訪米が「非常に前向き」となるための地ならしとして、協力可能な分野を特定する必要性について協議したと明らかにした。
東南アジア諸国連合(ASEAN)会合に合わせてマニラで会談したルビオ氏は記者団に対し、双方に相違点はあるものの、それを管理し制御不能にならないようにするのが務めだと指摘。協力可能な分野もあり「9月に向けて今すべきことは、そうした分野を特定し、非常に前向きな訪問のための地ならしをすることだ。それについて多く話し合った」と述べた。
また「大きな相違がある分野もある。双方ともそれは認める。それらに取り組まなければならないが相違は当面、存在すると思う」と表明。「当然ながら常に国益を守る。中国も自らが定義する国益を守るだろうが、協力の可能性がある分野もあると思う」と語った。
中国が公表した公式概要によると、会談は「実務的、前向き、かつ建設的」で、王外相は米国に対し「中国の中核利益を尊重し、相違点や見解の相違を効果的に管理しながら、中国の正当な懸念に対処する」ことを求めた。
さらに、外務省は声明で、ルビオ長官と王外相が「次段階のハイレベル往来に向けて万全の準備を行う」ことで一致したと明らかにした。
約90分間に及んだ会談では、中国が米国の選挙に介入したとするトランプ大統領の非難について、議題には上らなかったという。
<台湾・南シナ海>
ルビオ長官は、台湾問題や通商問題について協議したとし、相違にかかわらず対話は重要だと指摘。「両国が世界経済と世界に及ぼす影響を考えれば、米中が関係を持たないのは率直に言って無謀で無責任だ」と述べた。
中国が自国領土とする台湾の周辺で沿岸警備隊(海警局)が活動していることについては、中国の行動は双方が目指す戦略的安定に反すると見なしていると述べた。
同長官は会談に先立ち、フィリピンメディアに寄稿した論説で、南シナ海における中国の行動を批判、地域の同盟国が「新たな威圧的脅威」に直面していると指摘していた。 nL6N43O06L
中国海警局とフィリピン海軍による20日の衝突について問われたルビオ氏は、誰の利益にもならないエスカレーションだと述べ、米政府は全ての会談で、防衛条約に基づきフィリピンを支援する義務があると改めて表明したと語った。
また、ロシアのラブロフ外相は、23日にマニラでルビオ長官と会談することを確認した。ルビオ長官は、ラブロフ外相とウクライナ情勢について協議する意向を示し、米国が戦争終結に向けて建設的な役割を果たすことを目指していると述べた。













