Anhata Rooprai
[23日 ロイター] - 米半導体大手インテルが23日示した第3・四半期(7─9月期)の利益・売上高見通しは市場予想を上回った。これを受け、株価は時間外取引で5.2%上昇した。人工知能(AI)データセンターの構築拡大を背景に中央演算処理装置(CPU)への需要が高まる中、今後2年間の投資計画も拡大する。
第3・四半期の売上高は158億─168億ドルになる見通しで、LSEGがまとめたアナリストの平均予想(151億ドル)を上回った。調整後利益見通しは1株当たり0.38ドル。アナリスト予想は0.27ドルだった。
インテルは、人間のユーザーに代わってコンピューターのコーディングなどの作業を自律的に実行する「エージェント型AI」ブームの恩恵を受けている。株価は半導体銘柄の広範な下落を受けて6月22日の終値ベースでの最高値から25%超下落したものの、年初来では170%超上昇している。
リップブー・タン最高経営責任者(CEO)はアナリスト向け電話会議で、第2・四半期中の進展を受けて、2028年に次世代製造技術「14A」を用いた半導体の大量生産に「全面的に注力する」ことになったと述べた。インテルは昨年、主要顧客を確保できなければ14A技術の開発を断念せざるを得ない可能性があると警告していた。開発断念となれば、世界最速の半導体を製造する競争から米国が事実上脱落することを意味していた。
タン氏は「インテル14Aに対する顧客の関心が高まっていることをうれしく思う。14Aが極めて競争力のあるプロセスになるとの確信を深めている」と語った。
併せて発表した第2・四半期(4-6月期)の売上高は前年同期比25.4%増の161億3000万ドル、調整後利益は1株当たり0.42ドルとなった。こちらも市場予想の144億2000万ドル、0.21ドルをそれぞれ上回った。調整後粗利益率も41.8%と、市場予想の38.8%を上回った。
<エージェント型AIがCPU需要を押し上げ>
デービッド・ジンズナー最高財務責任者(CFO)はロイターとのインタビューで、CPU需要の急増を受けて、今年の設備投資計画を180億ドルから200億ドルへ引き上げたと明らかにした。27年の設備投資も「大幅に増加する」見通しだとし、「事業の成長機会に対する自信の表れだ」と強調した。
ジンズナー氏はまた、データセンター向けCPUと「XPU」と呼ばれる特殊半導体について、顧客と幅広い長期契約を締結したと語った。契約期間は3-5年で、一部は数量と価格の双方、一部は数量のみを取り決めているという。ただ、インテルは支出について引き続き規律を保つとした。
データセンター・AI部門の売上高は62億6000万ドルと、市場予想の53億7000万ドルを上回った。ノートパソコン・デスクトップ部門は88億8000万ドルで、予想の78億9000万ドルを上回った。
ジンズナー氏は、ノートパソコン・デスクトップ部門では、エントリーモデル向けの低価格半導体からハイエンド向けに供給をシフトしたことで、販売台数は減少したものの平均価格は上昇したと述べた。
受託製造(ファウンドリー)事業の売上高は57億7000万ドル。アナリスト予想は55億5000万ドルだった。












