Colleen Howe
[北京/シンガポール 24日 ロイター] - アジア時間の原油価格は北海ブレント先物が1バレル=100ドルを上回る水準で推移し、4週連続で上昇する見通しとなっている。紅海でのエネルギー輸送混乱への懸念や、イラン戦争がさらに激化するとの警戒感が背景。
北海ブレント先物は0330GMT(日本時間午後0時半)時点で0.37ドル(0.37%)高の1バレル=101.06ドル。前日には7%上昇し、5月以来初めて100ドルを上回って清算していた。イエメンの親イラン武装組織フーシ派が紅海でサウジアラビアの石油タンカー2隻を攻撃したと発表したことを受け、紅海からインド洋への出入り口となるバベルマンデブ海峡が閉鎖されるとの懸念が広がった。
ブレントは週初からは14.6%上昇している。
米WTI先物はほぼ横ばいの91.20ドル。6月11日以来の高値で、週間では11.8%上昇している。
INGのアナリストは24日のリポートで、「市場が現在直面する潜在的な供給途絶リスクは、開戦以来最大となっている」と指摘。「ホルムズ海峡経由の原油輸送が事実上停止しているだけでなく、紅海からのサウジ産原油供給にも明確なリスクが生じている」と述べた。
分析会社ケプラーの船舶追跡データによると、23日にホルムズ海峡を通過したタンカーはわずか1隻にとどまり、5月7日以来の低水準となった。
IGのマーケットアナリスト、トニー・シカモア氏はリポートで「世界のエネルギー供給ルートへの締め付けが再び強まっている」と指摘した。
一方、カザフスタンのエネルギー省は23日、ウクライナのドローン(無人機)攻撃とみられる事案を受けて黒海の主要輸出ターミナルが閉鎖を余儀なくされ、石油会社が一時的に生産を削減したと発表した。
業界筋は21日、カスピ海パイプライン・コンソーシアム(CPC)がターミナルでのタンカー攻撃を受けて積み込みを停止し、カザフスタンからの原油受け入れも停止したと述べていた。
カザフのエネルギー省は減産規模について具体的に明らかにしなかったが、ある関係筋によると、同国最大の油田で生産量が半分以上削減されたという。












