Max A. Cherney Tom Hals
[サンフランシスコ/ウィルミントン(米デラウェア州) 29日 ロイター] - 米半導体大手インテルが、自社のプロセッサー技術である「アトム・テクノロジー」を新興企業のロザイクラブズ(RosaicLabs)が利用できるようにしたことが、関係筋の話やロイターが確認した文書で明らかになった。インテルとしては異例の措置だ。
インテルのリップ・ブー・タン最高経営責任者(CEO)とロザイクのアマージット・ギルCEOは長い間、共同で投資を手がけてきた。
ギル氏は経験豊富なベンチャーキャピタル投資家であり、半導体業界の経営者でもある。同氏はかつて、タン氏がリボズ(Rivos)という別の半導体企業の創業チームを組成するのを支援した。リボズは昨年、インテルを上回る条件を提示したメタ・プラットフォームズに買収された。当時、タン氏はリボズの会長を務めていた。
タン氏とギル氏はまた、ヌヴィア(Nuvia)という別の新興半導体企業の創業段階で同社に投資している。ヌヴィアはその後、クアルコムに売却された。
ロザイクの創業チームには、リボズで最高財務責任者(CFO)を務めたアミト・パリク氏が名を連ねている。
アトム・テクノロジーは、インテルの「x86」アーキテクチャー上で動作する中央演算処理装置(CPU)の基本構成要素。低消費電力かつ低発熱で動作するよう設計されており、モバイル機器やエッジデバイスに適した特性を持つ。
関係筋によると、インテルはアトム・テクノロジーのレジスタ転送レベル(RTL)コードをロザイクに提供する方針だ。RTLコードは設計者が半導体の機能を記述するために用いられる。
この件についてインテルはコメントを差し控えた。パリク氏とギル氏はリンクトインのメッセージに返答しなかった。












