[23日 ロイター] - 米国株式市場は続落し、ナスダック総合は2%超の下げを記録した。ハイテク大手の決算を受け、人工知能(AI)への巨額投資に対する懸念が再燃したほか、中東情勢を受けた原油価格の急騰がインフレ懸念をあおった。
グーグルの親会社アルファベットと電気自動車(EV)大手テスラが前日に発表した第2・四半期決算が投資家の失望を誘い、幅広い銘柄に売りが広がった。
原油価格が急騰し、北海ブレント先物の清算値が5月以来初めて1バレル=100ドルを上回ったことも株式相場の重しとなった。
中東での軍事衝突激化が世界的な原油供給への懸念をあおった。米軍はイランへの攻撃を実施し、イランは米軍基地を抱える近隣諸国にミサイルを発射した。イエメンの親イラン武装組織フーシ派が紅海でサウジアラビアの石油タンカー2隻を攻撃したことを受け、トランプ米大統領はイランとフーシ派に対して「大規模な軍事的報復」を警告した。
米連邦公開市場委員会(FOMC)を数日後に控える中、原油価格の高騰を受けてインフレ懸念が高まった。
マニュライフ・ジョン・ハンコック・インベストメンツの共同最高投資ストラテジスト、マット・ミスキン氏は「これほどのペースで原油価格が上昇すれば、マクロ経済と市場に重大なリスクになる」と指摘。また、週間の新規失業保険申請件数が低水準だったことも、米連邦準備理事会(FRB)にインフレ対応への注力を迫ることになると述べた。
投資家の不安心理を示すシカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティー・インデックス(恐怖指数、VIX)は取引時間中に約1カ月ぶりの高水準となる20.3を付けた。
S&P総合500種の主要11業種のうち上昇したのは4業種。ロッキード・マーチンやRTXなど防衛関連株が買われ、工業株が好調だった。
アルファベットは7%急落。2026年の設備投資計画を引き上げたほか、第2・四半期決算でフリーキャッシュフローが初めてマイナスになったことを嫌気した。
テスラも第2・四半期のフリーキャッシュフロー(FCF)が2年超ぶりにマイナスに転じたことを受け、14.5%の大幅安となった。
フィラデルフィア半導体指数は、インテルの決算発表を引け後に控えて0.5%下落。アナログ半導体のテキサス・インスツルメンツ(TI)は前日公表した四半期売上高見通しが市場予想を上回ったものの、株価は3%下落した。
ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を2.99対1の比率で上回った。ナスダックでも2.52対1で値下がり銘柄が多かった。
米取引所の合算出来高は162億1000万株。直近20営業日の平均は185億1000万株。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 51711.65 -506.93 -0.97 51755.54 51885.14 51542.06
前営業日終値 52218.58
ナスダック総合 25137.69 -553.21 -2.15 25245.54 25358.28 24954.77
前営業日終値 25690.90
S&P総合500種 7408.30 -90.66 -1.21 7418.29 7450.12 7376.00
前営業日終値 7498.96
ダウ輸送株20種 22578.51 -20.54 -0.09
ダウ公共株15種 1173.08 +6.80 +0.58
フィラデルフィア半導 12343.84 -66.83 -0.54
体
VIX指数 18.70 +2.06 +12.38
S&P一般消費財 1772.07 -95.63 -5.12
S&P素材 629.13 -6.27 -0.99
S&P工業 1540.00 +26.82 +1.77
S&P主要消費財 921.50 -10.60 -1.14
S&P金融 928.94 -3.21 -0.34
S&P不動産 286.35 -0.20 -0.07
S&Pエネルギー 912.03 +5.06 +0.56
S&Pヘルスケア 1881.70 +23.95 +1.29
S&P通信サービス 431.53 -23.68 -5.20
S&P情報技術 6619.75 -75.21 -1.12
S&P公益事業 469.24 +2.44 +0.52
NYSE出来高 13.13億株
シカゴ日経先物9月限 ドル建て 65440 - 910 大阪比
シカゴ日経先物9月限 円建て 65395 - 955 大阪比












