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Jaime Lopez
[セウタ(スペイン) 30日 ロイター] - スペイン政府は30日、北アフリカのスペイン領セウタへ隣接するモロッコ側から多数の移民が越境したことを受け、警察の支援のため軍部隊を派遣した。
スペイン国営テレビTVEは約2000-3000人がセウタに入ったと報じた。
映像では、数百人の移民がモロッコ側から泳いだり浮輪を使ったりして海上から侵入する様子や、陸上のゲートを突破して市内へ走り込む様子が確認された。
地元当局によると30日には遺体9体が見つかり、ここ数カ月でセウタへの渡航を試みて死亡した移民は計60人に達した。
スペイン政府は本土から専門警察官200人と兵士60人を派遣し、現地部隊を増強したと発表した。
セウタでは2021年にも、モロッコ人やサハラ以南のアフリカ出身者ら約1万人が数日間で流入した経緯がある。
サンチェス首相は31日にグランデマルラスカ内相とともにセウタを訪問し、治安当局や地元関係者と会談する。
モロッコ内務省はコメント要請に回答していない。
セウタ警備を担う治安部隊の報道担当者は、移民らが国境防波堤「タラハル」周辺から「大規模に海上侵入している」と説明。人数の推計は示さなかったものの、警察の対応能力を超えているとの認識を示した。
市内では多くの商店が休業し、セウタのビバス市長は移民流入を受けて、政府に非常事態宣言の発令を求めた。
中道右派野党、国民党のフェイホー党首はXへの投稿で「セウタの状況は絶望的だ。政府は目を背けてはならない。国家安全保障上の危機に直面している」と批判した。












