アートユニット「明和電機」が開発した電子楽器「セミビート」。夏の風物詩であるセミの鳴き声でビートを刻むというユニークすぎる楽器の演奏動画が、Xで反響を呼んでいます。
「発想がぶっ飛んでる」セミの鳴き声でビートを刻む動画に反響
セミビートは、東京スカイツリータウン(東京都墨田区)で7月11日〜8月30日に開催中の「大昆虫展」で大型の物を展示。エグザス(@Exasio)さんの動画は、会場で販売している小型サイズの物を7月20日に自宅で演奏したものでした。
「明和電機が作った夏にぴったりな電子ガジェット『セミビート』」「リアルな蝉の鳴き声で誰でも楽しくビートを演奏できちゃう」「蝉を楽器にしようとか天才の発想でしょ!」
とコメントを添えて演奏動画を投稿したところ、約1万件の「いいね」が集まりました。
動画に映し出されているのは、「ツクツクボウシ」「クマゼミ」「ヒグラシ」の3種類のセミと、「セミの抜け殻」のイラストが描かれた4つのカラフルなボタン。
指で押すたびに赤い光が点滅し、それぞれ違うセミの鳴き声やリズムが重なり合って、ノリノリなビートが完成していきます。
「これは笑えます。さすが明和電機、発想がぶっ飛んでる」
「なんだこれめちゃくちゃ欲しいw」
「セミの姿形も覚えられてすごい」
「季節にぴったりやね」
などのコメントが寄せられています。
明和電機が明かすセミビートの開発の経緯とは?
BuzzFeed Japanは「明和電機」に取材。代表取締役の土佐信道さんに開発の経緯を聞いたところ、以下のようなユーモアにあふれる回答が返ってきました。 「セミは本当にいいビートを持っています。毎年、夏にはあちこちの木々でセミの野外フェスが行われていますが、スシビートへの出演をオファーしたところ、快諾いただきました」 4つのボタンのうち1つを抜け殻にした理由については、「リズムを出すベーストラックが必要だなと思ったとき、幼虫さんは長い間ベース(地面の下)でご活躍だったと思い出し、担当していただきました」ということでした。抜け殻なのはそんな理由があったのですね。
SNSでの多大な反響について「もともとセミの歌声そのものが、テクノだったんだなあとあらためて感動いたしました」とコメントしていました。
「誰でも即興でノリノリになれる」演奏動画の投稿者が語るセミビートの魅力
演奏動画を投稿したエグザスさんに、セミビートを購入したきっかけや演奏した感想を伺いました。
――「大昆虫展」で展示されていた大型のセミビートも演奏されましたか?
「演奏しました。夏休みの子ども連れで賑わう昆虫に触れ合えるコーナーの一角にあって、子どもも楽しそうにノリノリで奏でていました」
――会場でセミビートの購入を決めたきっかけは何でしたか?
「Xで上がっている明和電機さんのライブ動画を事前に見ていて、斬新すぎる楽器で面白そうと思ってたのと、会場で大型のセミビートを楽しむ子どもの姿を見たり、実際に遊んでみてこれだ! と思ったりしたので購入しました」
――セミビートを実際に演奏した感想を教えてください
「セミのリズムが合うように作られているのと、ツクツクボウシの鳴き声がAメロ、Bメロ、最後みたいに分かれているのでめちゃくちゃ面白いなと思いました」
――演奏は即興で収録したのでしょうか?
「動画の演奏は5分くらいで撮った即興のものです。誰でも即興でノリノリになれる魅力がある製品だと実感しますね」
――展示中の大型のセミビートと販売用の小型セミビートで、演奏した感じはどんな違いがありましたか?
「展示用の大型のものは親子で一緒に遊んだり、子どもが1つのセミを思いっきり押したりして楽しんでいました。購入できる製品は、持ち帰って自分のアレンジを突き詰めたり、外に持ち出してリアル蝉とセッションなんかもできたりするのがいいところだと思います」
セミビートは「大昆虫展」の会場で購入可能。直営展やオンラインストアなどでの販売も予定
セミビートは「大昆虫展」の会場で単品2200円、4個セット8000円で購入可能。明和電機の土佐代表によると、今後は直営店やオンラインストアでの販売も予定しているそうです。
また、8月16日まで開催中の全国47都道府県を巡る「明和電機★UMEツアー2026」でも、セミビートのデモンストレーションを実施。
8月30日まで武蔵小山パルム商店街 パルムイベントスペース(東京都品川区)で開催中の「明和電機 オモチャができるまで展」では、セミビートの原型となった「スシビート」の演奏体験ができるそうです。
夏休みシーズンが到来した中、お出かけの際に明和電機の不思議なガジェットを体験してみてはいかがでしょうか。












