2026年の7月28日に、熊本県で震度7の地震が発生。余震が続くなど、予断を許さない状態が続いています。災害時に断水や停電が起きたとき、困るのがトイレの処理です。今回は、自衛隊や警視庁による簡易トイレの作り方を紹介します。
段ボールとビニール袋、新聞紙で「簡易トイレ」を作成
まずは、陸上自衛隊東北方面隊の公式Xが、2020年7月15日に投稿していた簡易トイレの作り方から紹介します。こちらは「段ボール、ビニール袋、新聞紙等」があれば、簡単に作成できるとのことです。
投稿では1から4までの数字を振った画像を使って、4コマ漫画のように作り方を解説しています。やり方は簡単。まず、段ボールの中央に切れ込みをいれて穴をあけ、そこにビニール袋を被せます。次に、ビニール袋の上から新聞紙を段ボールの中に詰めれば完成。消臭用として「ペット用のトイレ砂があると便利」とのことです。
猫砂を使ったトイレの消臭に関しては、警視庁警備部災害対策課の公式Xが、2016年10月28日に投稿している方法が参考になります。
投稿によると、「用を足したら、猫砂をかけて消臭すればOK」とのこと。先に入れるのではなく、用を足したあとに使うのがポイントのようです。
なお、2024年1月10日の投稿では、「おがくず」を溜めて使う方法も解説されていました。新聞紙はいろいろと活用できるので大事にとっておきたい、という人は、新聞紙の代わりに瓦礫などから出たおがくずを用意すると良いそうです。使い方は、用を足したあと適度に入れてみるだけ。この方法はペット用にも使えるそうです。ほかには、オフィスのシュレッダーゴミ(裁断紙)もOKとされていました。
同じく2024年の1月12日の投稿では、ペットボトルシャワーの作り方も公開されていました。ペットボトルのキャップに複数の穴を開けて取り付け、ボトル本体を握るとシャワーになるとのこと。簡易ウォシュレットとまでは言えないものの、災害時に役立つ情報として覚えておきたいですね。
便器があるならゴミ袋2枚と新聞紙でも作れる!
便器はあるけど断水で使えない……という人は、日本サニパック株式会社(東京都渋谷区)が公式サイトとYouTubeで紹介している「便器を使った簡易トイレ」が役立ちます。こちらは、ゴミ袋2枚と新聞紙があれば作れるとのこと。
やり方は、まずトイレのフタと便座をあげて「便器に」1枚ゴミ袋を被せます。これは水漏れを防止するための対策だそうです。次に、便座を下ろして、もう1枚のゴミ袋を「便座に」すっぽりと覆うように被せます。こちらは用を足すためのゴミ袋です。
あとは、ほかの簡易トイレと同様に新聞紙をちぎって入れれば完成。用を足したら、ゴミ袋の口を結べば捨てられます。
サニパックの公式サイトには、さらに詳しい作り方や補足も。ゴミ袋は黒いゴミ袋だと中身が見えないので、捨てる時に抵抗がないとのことです。
なお、注意点としてはゴミの捨て方。用を足したら便座に被せたゴミ袋だけを外し、口を結んで捨てますが、廃棄方法は各自治体によって異なります。
とくに災害時でゴミ収集が機能していない場合などは、別途自治体からアナウンスがあるまで自宅で保管しておく必要があります。その場合に備えて、サニパックが販売している「niowaina(ニオワイナ)」などの消臭ポリ袋があると便利とのことです。
自治体が用意してくれる非常用の災害トイレも
災害時に備えて、普段から非常用の簡易トイレを用意しておくことも重要です。日本トイレ研究所公式サイトの「災害用トイレガイド」には、用途や施設に応じたさまざまな災害用トイレが紹介されています。なかには、個人ではなく地域や自治体で用意するような大型の仮設トイレも。
こうした情報を覚えておくと、いざという時に役立つかもしれません。












