部屋の中に湧きやすい「害虫」。あっという間に繁殖し、服を食べてしまう虫の被害報告がSNSで相次いでいます。
すぐ駆除して! 服を食べてしまう虫の正体とは?
衣類や乾燥食品などを食べてしまうのは、甲虫の仲間のカツオブシムシ類です。さいたま市の公式サイトによると、国内で20種以上が確認されているそうです。
主な種類はヒメマルカツオブシムシやヒメカツオブシムシ、ハラジロカツオブシムシなどがあります。ヒメマルカツオブシムシは、成熟した幼虫が体長約4mm、成虫は1.7〜3.2mmです。一方、ハラジロカツオブシムシは幼虫が約15mm、成虫は5.5〜10mmと、種類によって大きさが異なります。見た目については、幼虫は暗褐色や赤褐色で、成虫は黒褐色やまだら模様のものがいます。ウールや絹などの衣類のほか、乾燥食品や貯蔵穀物を食べる性質があります。
京都市の公式サイトでは、ヒメマルカツオブシムシについて次のように紹介されています。
「衣類用防虫剤を入れ忘れて次に着ようとしたとき、穴が開いていてショックを受けたことはありませんか?」
「この虫は、300日ほどを幼虫で過ごして3〜4月にサナギになり、4~5月に成虫になります。成虫は約10日間、その場で交尾して30~60個の産卵を終えた後、明るいところを好んで外に出てきます」
衣類を食い荒らすことで知られるヒメマルカツオブシムシ。虫ケア用品メーカー・KINCHO(キンチョー)は公式Xで、「洋服の価値をゼロにする最凶の害虫」と表現し、注意を呼びかけています。
一体どこから侵入しているのか? 大量発生の被害報告も
SNS上でも 「外から入ってきたのかヒメマルカツオブシムシ?とやらが家の中に繁殖してる。調べても結局発生源がわからない」 「終わった。カツオブシムシがベッドの隙間に100匹以上いる」 「またカツオブシムシの幼虫がベッド上に出てきた。来年も数百匹出てきそうで絶望」
など、カツオブシムシ類の大量発生を訴える投稿が相次いでいます。そもそも、どうやって家の中に侵入してくるのでしょうか。 虫ケア用品などの衛生薬品を製造する大手メーカー・アース製薬の「ヒメマルカツオブシムシ」ページによると、成虫は白いものに誘引されやすく、5月から8月ごろにかけては庭やベランダ、屋外の白い花によく集まります。外干しした洗濯物に付着して、そのまま屋内へ侵入してしまうこともあるそうです。
衣類を守るには? 予防と駆除のポイント
さいたま市は被害を防ぐための対策として、長期保管前に衣類をキレイに洗濯することや、箪笥・押し入れの中の毛くずを清掃することを推奨しています。食べ物や汗などが付着した衣類は特に狙われやすいため注意が必要です。
食品については、ビニール袋などでは容易に食い破られてしまうため、しっかりした密閉容器に入れ、高温・多湿を避けて保管すると良いそうです。
なおアース製薬は、成虫を見つけた場合は不快害虫用エアゾールを直接噴霧して駆除するよう案内しています。












